2022-01-04 20:00
【BUBKA2月号】R-指定「Rの異常な愛情」―或る男の日本語ラップについての妄想―DABOの革命前夜(前編) 時代に選ばれた男“ Mr.FUDATZKEE”
――『DIAMOND』はDABOさんのレーベル「BABY MARIO PRODUCTION」の制作だけど、それ以前の『Platinum Tongue』『HITMAN』はDef Jam Japanからのリリース、つまアメリカのトップヒップホップレーベルの日本支部からのリリースだったんだよね。
R-指定 そのレーベルと契約した第一号がDABOさん。Def Jam Japanという看板を背負ったアーティストだから、「俺を見たらヒップホップが分かるようにしていかなくちゃいけない」みたいな、見た目もラップも音の感じも「これぞヒップホップ!」と分かるようなキャラクターにしていこうと思ってた、っていうことをインタビューでも話されてて。その戦略にまんまと俺は乗せられましたね。『DIAMOND』で最初に心持ってかれたのは“ワカホレ(Get Busy)”や“ スーパーバックシャン(Yes,Sir)”。
――では『Platinum Tongue』の解説に入る前にその2曲の解説をお願いします。
R-指定 “ワカホレ(Get Busy)”はまずキャッチーなフックにハマりましたね。すごいラッパー的なサビというか、フックの作り方だと思うんですよね。