【BUBKA2月号】BOOK RETURN 話題の著者に直撃取材!! vol.38 ダンカン「頭の中で考えた企画って自分しか持っていない宝物なんですよね」
――『元テレ』の名物企画「100人隊が行く」がダンカンさんの企画だったり、当時を知るテレビっ子からすると答え合わせになる点も面白いです。ダンカンさんの企画に、よく高田純次さんの名前が挙げられているのは、何か理由が?
ダンカン 高田さんって何でもやってくれるんですよ。ロケ中に普通に酒飲んで酔っ払うような人ですから。プールでロケをしているときに、普通に放尿しちゃう(笑)。作家として現場に立ち会うと、高田さんは僕たちを面白がらせようとする。高田さんの興味が、テレビの前の視聴者じゃなくて、僕らになっちゃう。「これ絶対使えないよね?」って言いながら、結局それをやっちゃう人なんです。この前、名古屋の河村たかし市長が金メダルをかじったでしょ? あれって高田さんに影響を受けたんじゃないかな。ちょうど年齢も同じくらいだし。
――清川虹子さんの宝石を口の中に入れたのを真似した!(笑)
ダンカン 高田さんって、とにかく「ダイヤモンドを持ってるのよ」とか目の前に出されると、「いいですねぇ」って絶対に口の中に入れちゃう人なんですよ。こちらからそれをやってくれって言っているわけじゃなく、高田さんの独断ですから。島崎俊郎さんの場合も、ディレクターが「あそこに七味が置いてますね」なんて誘い水こそ向けるけど、それだけ言えば瞬時に理解してくれる。細かい指示とかはなかったですよね。