【BUBKA1月号】RHYMESTER宇多丸のマブ論
11月30日に発売された「BUBKA1月号」より注目の記事をピックアップして、その一部を紹介する。
2021年度の「秋冬物」、充実してきました……!
今月は他にも、虹のコンキスタドールの王道ウィンターソング『ナミダ、あわ雪』、サンダルテレフォンのリミックスアルバム『REMIXES』から特に『ワンダーランド( Kenichi Chiba Remix)』、そしてやはりfemme fataleの『Cupid』なども、素晴らしかったです!
今月はいつにも増して大豊作!(ちなみにHALLCAセカンドアルバム『PARADISE GATE』は、発売日が本稿〆切ギリ後だったので、先行配信曲もありましたが来月回しとさせていただきました。)
まずは、8月号で取り上げた『太陽と星の狭間で』に続くNegicco・Meguのソロシングル『So good』。キムヤスヒロのプロデュース、作詞・大久保潤也、作編曲・上田修平という、要は完全にlyrical schoolシフト! 当然の如くラップチューンなのですが、本家リリスクが目下邁進中の本格路線ともまた全く違った、メロウで優しくドリーミー、かつアンニュイでもあるこのちょいオトナな表情は、やはり「今の」Meguならではのものでしょう(個人的には、僭越ながらかつてハルカリ&ALIKICKと作った『ドライバーズ・ライセンス』で狙ったあたりを、ちょっと連想させられもしました)。