【BUBKA1月号】アイドルクリエイターズファイル#13 PellyColo(トラックメイカー、DJ)
――『不機嫌ランデブー』の手応え的にはどうだったのでしょうか。
PellyColo 当時は全然詳しくはなかったんですけど、地下アイドル的なものがあるというのを知って、右も左もわからない状態ですが若干アイドルっぽいものに寄せて作ったんです。そうしたら、いいですね、これでいきましょう、みたいになったので……まぁこういうものなのかなという感じでした(笑)。最初はレコーディングの立ち合いもなしで、ただトラックを作ってパラデータを渡しただけでしたし。でも、初めてにしてはうまく作れたんじゃないかなと思います。初めて仕事で作った曲がリリースされたのは単純に嬉しかったですね。
――PellyColoさんはグループのカラーを形成する上で重要な存在となっていくわけですが、運営サイドからこういう音楽がほしいというようなディレクションはあったのでしょうか。
PellyColo 初めてのときはなかったです。2曲目に作ったのが『海辺のサティ』という曲なんですけど、それを出す前にもう一曲デモを出したんですよ。そうしたら、全然アイドルに寄せなくていいので好きなようにやっちゃってくださいと言われたんです。それなら、ということで『海辺のサティ』を作りました。なので、細かくはディレクションされてないですね。
――むしろ自分の色を出してくれというリクエストだったんですね。
PellyColo それはこっちとしても気が楽だったし、ゴリゴリのアイドル曲を作ってくださいと言われても困るし、そもそも作れるかどうかもわからないので(笑)。そういうところを求めてなくて、好き勝手にやらせてもらったのがハマったというか、結果的によかった気がします。