【BUBKA1月号】短期集中連載「DIVE INTO EBICHU MUSIC」#5 杉山勝彦
――完成した音源を聴いて、どんな印象を持たれたんでしょうか?
杉山 現代のレコーディングって、その場では声の質感や勢いを大事にすることが多いんですけど、そこで音程が多少ずれていてもその場ではOKにして、あとからピッチを修正することはよくあるんです。でも、『仮契約のシンデレラ』はそれをほぼしていないんですよ。生々しいまま歌を残していて、歌を必要以上にうまく聴かせようとしていない。実際には、あのぐらいの年代であのキャリアの子たちにしては、めちゃくちゃ歌がうまかったと思うんですけど、仮にその歌が思いっきり外れていたとしても、勢いがあれば使おうという。だから、歌をきれいにしようという概念がなかったですね。それはソニーのスタッフさんもそうですし、スターダストの方たちも。それが、すごく面白かったです。
――『仮契約のシンデレラ』から約1年後の『禁断のカルマ』(’13年6月にメジャー4thシングル『手をつなごう/禁断のカルマ』としてリリース)も、杉山さんが詞曲を手がけた楽曲です。
杉山 これはドラマのタイアップだったんですけど(『禁断のカルマ』は、’13年4月からテレビ東京系で放送された、大政絢と本田翼の主演ドラマ『ヴァンパイア・ヘヴン』のOPテーマ)、タイアップの場合はその作品とアーティストの本質が持つ交点を探して曲を書いていきます。『禁断のカルマ』の場合は、ドラマがヴァンパイアものだったので、そこからヴァンパイアとアイドルには同じ要素があるなと発想したんですよね。
――インタビューの続きは、発売中の「BUBKA1月号」で!
杉山勝彦|1982年1月19日生まれ。作詞・作曲・編曲家、フォークデュオ「TANEBI」のギタリスト。’08年、嵐『冬を抱きしめて』で作家デビュー。’17年、家入レオ『ずっと、ふたりで』にて第59回日本レコード大賞作曲賞を受賞。楽曲提供には、乃木坂46『制服のマネキン』(作曲)、『君の名は希望』(作曲・共編曲)や中島美嘉『一番綺麗な私を』(作詞・作曲・編曲)、倖田來未『好きで、好きで、好きで。』
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