2021-12-04 06:00
【BUBKA1月号】「好きなやつだけ来りゃあいい」落合記念館という地平線
立派な鉄製のゲートをくぐると、薄いグリーンに塗られたスペースが広がっている。白線でバッターボックスが描かれていて、一目でグラウンドを模した空間だと分かる。落合らしい、心憎い演出である。
そのグラウンドには数字の「6」を3つ使用したデザインがある。これこそ落合記念館のロゴだ。落合の象徴的背番号「6」と三度獲得した三冠王の「3」をモチーフにしている。落合にしか許されないロゴだ。
恐る恐る館内に足を踏み入れる。入館料は2000円だった。これを「高い!」と感じたとしたら、記念館に入る資格はない。むしろ記念館限定のチケット(特製ユニフォームと帽子を着用した落合の画像入り)をもらえるのだ。ありがたいと思わねばなるまい。
記念館は2階建てで、1階はギャラリースペース、ビデオシアターがあり、2階は喫茶「ベースボールヒーロー」、信子夫人の油絵も堪能できるスペースもある。