【BUBKA12月号】R-指定、自身最大キャパ 横浜アリーナへの思い そして、DABOとの出会い――
――ハハハ!
R-指定 Creepy Nutsはワンマイクで2時間やるのが当たり前やけど、梅田はライブ中にギアを入れたり抜いたりしてもいいのが楽です(笑)。ホンマにここ最近ずっとライブが立て続けやったんで。
――ツアー中だもんね。
R-指定 この前は神戸でCreepy Nutsのツアーやって、夜に梅田サイファーで仕事して、そのまま大阪泊まって翌日には梅田でフェスに出て、その翌日は福岡でCreepy Nuts、そのまま福岡に滞在して久留米で梅田でまたフェスに出るっていう。
――死ぬぜ(笑)。
R-指定 そうなんですよ(笑)。でも、両方あるから俺、元気なのかもみたいな。Creepy Nutsで締めるとこ締めて、梅田でよりワチャワチャした楽しさに振ってっていう動きがあることで、良い感じに心のバランス取れてますね。
――なるほど。そのCreepyのツアーの最終公演は横浜アリーナと、過去最大の舞台になりますが。
R-指定 城ホールでやったときもそう感じたんですけど、自分のラップはめちゃくちゃ私事なんで、それをホールレベルの大勢の人の前でラップできるのってまず不思議な感覚ですね。あと、ツアーやるたびに楽曲の歌い方もちょっと変わったりとかしてるし、城ホールにはKennyDoesが観に来てくれて、「ホンマにラップ上手いっす」って言ってくれたんですけど、自分の感覚でも「上手なってるんやろな」っていうのがあるんですよね。
――成長を自分でも感じるというか。
R-指定 そういうところをツアーでも見せたいと思うし、めちゃくちゃカマそうと思います。それに、今回のアルバム自体が自信作でもあるんで、そこに過去の楽曲が絡みついてくることで、より俺が言いたいこととか、俺がいま持ってる気持ちとか、自分がおる状況、輪郭がはっきりと見えると思うんですよね。今回のライブのセットリストなんかは、ひとりの人間が自己肯定できるようになっていく様というか、ヒップホップというものに出会って、自己肯定した先にある、それでも生まれてしまう自己欺瞞だったりにも向き合う様が表現できてるなと。だからホンマに「人間」ですね、今回のセトリは。ひとりの人間のあがいたり試行錯誤してる姿が全曲に滲んでると思うんですよ。人間を観てもらえればと。
――それは楽しみだな~。
R-指定 今年で言ったらZORNさんが立って、延期にはなってしまったけどBAD HOPも2daysでライブをする予定になってて、それで俺らもって、下半期だけでも3組が横アリでワンマンをするんで、その流れも非常にいいなと。
――インタビューの続きは発売中の「BUBKA 2021年12月号」で!
R-指定|大阪府出身のラッパー。高1から梅田サイファーに通いバトルやライブ活動を開始。2012年からMCバトル全国大会UMBで3連覇を成し遂げ、『フリースタイルダンジョン』の初代モンスター、そして2代目ラスボスを務める。現在はDJ松永とCreepy Nutsとして活動しながら、バラエティ番組やテレビドラマなど多方面でも活躍中。