【BUBKA12月号】吉田豪インタビュー 証言モーヲタ~彼らが熱く狂っていた時代~vol.18 吉泉知彦(古泉智浩)
10月29日に発売された「BUBKA12月号」より、注目の記事を抜粋して、その一部を紹介する。
プロインタビュアー吉田豪が、モーヲタたちが熱く狂っていた時代について、モーヲタ自身に直撃する濃厚インタビュー連載。今回のゲストは、漫画家の吉泉知彦(古泉智浩さんの新名義)さんです。映画化された作品も多数ある吉泉さんは、モーヲタでもありました。モーニング娘。にハマったきっかけやモーヲタシーンをどのように見ていたかなどについて、たっぷりと振り返っていただきました!
爆音娘。はスカしてる人間なんてひとりもいないんですよ むしろ気持ち悪さを率先して競ってるみたいな
――この記事は古泉智浩名義でいいですか?
吉泉 いや、吉泉知彦(※2021年から使用しているペンネーム)でお願いします。
――その名義はまったく浸透してないのに!
吉泉 ハハハハハハ! これから先どんどん素性を偽っていく予定なんですよ。ただ、自分でも連絡が遅れて本名で本を出しちゃったりしてね、困ってるんですよ。「今回からペンネームで」って言ったら、「もう版元さんにこれで出しちゃったからダメです」って。
――いまは特別養子縁組(※養子を迎えた自身の経験を描いた『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』がヒットし、話題を呼んでいる)で子供を2人育ててるから、ひどいことばかり描いていた過去を隠蔽していくわけですね(笑)。そんな吉泉先生は当時、ハロヲタ界隈の動きをかなりチェックしていたっていう印象なんですよ。
吉泉 そうですね。ただ、じつはいま妻が現役のハロヲタなので。妻があんまり熱心なハロヲタになっちゃったもんだから僕はそれで一緒にやるのやだな、みたいな。それで引いたところがとてもあります。あと、子供が来ちゃったから、そうなるとあんまり芸能人とかに興味がなくなっちゃいますね。
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