2021-11-02 11:00
【BUBKA12月号】横山由依卒業記念・杉作J太郎特別インタビュー
暗闇を照らす光
そんななか由依さんに会えるという仕事が来たわけです。それは僕が今まで思っていた由依さんのイメージとは全く違ったお仕事でした。それが舞台『仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘編~』(2019年)の取材です。
「横山さんに「『仁義~』のコーチ役を」ということで『週刊プレイボーイ』から僕に白羽の矢が立ったわけですが、聞いたら由依さんは菅原文太さんが演じた主役の広能昌三だというじゃないですか。「これはスゴいことになったなあ」と思いましたよ。
ただ、由依さんにも東映実録ヤクザ映画のような部分はあるな、とも思いました。というのも実録ヤクザ映画の主人公って主観が強い人なんですよ。だから揉めるんです。「みんなで手を取り合って仲良くやっていこうや」ではない。右見て左見てという人だと疲れてしまうし、周りも潰れてしまいますから、そういう人にトップは任せられない。だから由依さんが広能役になるのも無理はないと思いましたね。