アイドルのへそ#17 なぜHKT48はこの布陣で11・17日本武道館に挑むのか?【BUBKA12月号】
1回目からの皆勤賞であるカミングフレーバーとEMPiRE、そして昨年からの連続出場となるアップアップガールズ(2)、2回連続出場した=LOVEからバトンタッチされるような形で初出場をはたした≠MEとAYAKARNIVALに縁のあるアイドルたちの名前が連なる中で、いささかの驚きをもって迎えられたのがHKT48だった。
しかし、HKT48が出演することにはたくさんの「必然」が隠されていたのだ。2011年11月26日にデビューしたHKT48は今年の11月26日で結成10周年を迎える。まさにAYKARNIVAL2021は10周年前夜の出演ということになるが、じつは「11年目」を見据えてのアクションでもある。
それは出演するメンバーを見れば一目瞭然。1期生と2期生からはひとりも参加せず、3期生から下の世代、もっといえば4期生以降の若いメンバーを中心に構成されているのだ(7人中5人)。当初、AYAKARNIVALは「結成から5年以内のグループ」という参加規程があったが(今年から撤廃)、2016年に加入した4期生はギリギリその範疇に入る。
今年5月にリリースされたシングル『君とどこかへ行きたい』ではこれまでのHKT48の歴史を創ってきたメンバーによる「つばめ選抜」と、これからの歴史を切り拓いていく「みずほ選抜」の2つのチームによって編成されたが、今回の参加メンバーは基本的に「みずほ選抜」に入っている。まさにHKT48の「今」と「近未来」を体現するメンバーたちなのである。