AKB48横山由依、深夜バスに揺られたあの日々【BUBKA12月号】
――新しいAKB48の形が具現化されたシングルですよね。
横山 それもありますし、5月にみぃちゃん(峯岸みなみ)が卒業したこともあって、その次かなと思っていたこともきっかけにはなりました。
――誰かに相談はしましたか?
横山 初めは大人の方数人に相談をしていただけでした。9月12日に発表すると決まって、メンバーに報告をしたのはその数日前です。それも何人かだけですね。
――例えば、どのメンバーに?
横山 ゆいゆい(小栗有以)にはレッスン場で言いました。一人で腹筋をしていたところに近づいて行って、「野音で発表するよ」と言ったら、一瞬受け入れられないという表情を浮かべてから、「一旦持ち帰らせてください」って言ったのが、かわいくて(笑)。寂しがってくれたんですけど、「持ち帰らせてください」が印象的で(笑)。
――映像に残しておきたかったですね。
横山 ゆきりん(柏木由紀)さんは、「そうだよねー。ファンのみんなの前で発表できるのはいいよね」と言ってくださいました。かわいがっている(田口)愛佳には前日の夜に電話したんです。そしたら、「うー!」ってめっちゃ泣いてくれて。愛佳は「横山さんと一緒に選抜入りする」というのが目標だったから、「間に合わなくてすみません」と言ってくれました。
あとは、下尾みうちゃんにも伝えました。チームA公演に出てくれるようになってから仲良くなったんです。美術館に行ったり、私の家に来てくれたりもしていて。発表前日の夜に電話で伝えたら、「眠れないので、おでんを食べます」と言ってて。「なんでおでんなんやろ?」と疑問でしたけど(笑)。みーおんにも数日前に電話で伝えました。