日向坂46影山優佳×宮田愛萌、秀才コンビが導き出すアイドル処世術【BUBKA12月号】
――好きなことを仕事に繋げられたきっかけは何だったんですか?
影山 ブログがきっかけだと思います。「影山優佳のWE LOVE Jリーグ」という連載を始めたんです。書こうと思ったのは、お仕事に繋げたいというよりも、コロナ禍でJリーグや各国の試合が全てストップしてしまったので、私のブログを読んで少しでもサッカーのことを考えてもらう時間が増えたら良いなと思ったんです。書いていくうちに、いろんな方が「サッカー好きのアイドルがいる」とクチコミで広めてくださったのが大きいです。
――宮田さんは、何がきっかけで文芸の仕事がくるようになったんですか。
宮田 3年前になるんですけど、『ひらがな推し』でオリジナル小説に挑む「書き出し王決定戦!」という企画がありまして。番組を見た編集者の方から「短編を書いてみませんか?」とお話をいただきました。
影山 すごいね! 『がな推し』がきっかけだったんだ。
宮田 はい! 「宮田さんの書き出しを見て、もっと文章を読みたいと思いました」と言われて書いたのが『羨望』なんです。他にも、ブログでずっと本の紹介を書き続けていたのと、大学で日本文学を専攻していたのもあって、色んな媒体さんで本の取材を受けたり、朝比奈あすかさんの『自画像』や夏原エヰジさんの『Cocoon3 幽世の祈り』の帯を書かせていただいたり。あとは『ダヴィンチ』さんの『ゴーストハント』のインタビューがきっかけで、小野不由美さんの『ゴーストハント4 死霊遊戯』で解説文を書かせていただくこともありました。