日向坂46上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世「いつかそこにたどり着くまで」【BUBKA12月号】
――20年9月23日にリリースされた1stアルバム『ひなたざか』のリード曲の『アザトカワイイ』や3期生曲『この夏をジャムにしよう』で、新3期生は初めて楽曲制作に参加。上村と新3期生の間にあった壁は徐々に薄くなっていく。
森本 それまでは過去の楽曲に「入れていただく」という感覚だったんですけど、楽曲にイチから参加できて、自分のポジションがあることで、ようやく日向坂46の一員になれた気がしました。研修生の時は映像で振りを覚えて、ダンサーさんに教えてもらっていたんですけど、『アザトカワイイ』は振り入れから始まって、メンバーそれぞれが改善点を言い合いながら形にしていく作業に感動しました。
髙橋 『アザトカワイイ』のMVが公開されると、家族や友達から「観たよ!」と言われて、「日向坂46の中に私がいるんだ」と実感が沸きました。日向坂46の一員になれた気がして、めちゃくちゃうれしかったです。
山口 アルバムを制作する際に先輩方とお話することができて、私たちにとってはありがたい期間でした。3期生の楽曲をいただいたことでひなのちゃんとの距離も縮まったと思います。私は地方組だったので、ひなのちゃんとは「はじめまして」からのスタートだったんです。人見知りだから、話したくても話せない状態が続いて、未来虹ちゃん経由で話してもらったこともあるくらい(笑)。それが『この夏をジャムにしよう』の制作から話せるようになったんです。
髙橋 最初は「同期」と呼ばれることが申し訳ないと思っていたんですけど、「ひなのちゃんからコミュニケーションをとってくれているのに、私がそんな気持ちのままではよくない」と考え方を変えてから仲良くなって。今では気軽に冗談を言い合える関係になりました。ライブ映像を観れば、ひなのちゃんのアイドル性の高さは伝わるはず。かわいい曲もカッコいい曲も、どの場面を切り取っても絵になるんです。
森本 ひなのちゃんは常に謙虚で、まわりの人を尊重するところが、みんなから好かれる理由だと思います。振り入れの時に悔し涙を流した姿を見て、気持ちの熱さも伝わってきました。
上村 新3期生の3人は振り入れの合い間も練習していて、恥ずかしながら、そこで努力の必要性を感じたんです。すでに先輩方ができている状態で私ひとりで入ったから、どこかに甘えがあったのかもしれません。一緒に切磋琢磨できる仲間がいることで、私は変わることができたんです。
――インタビューの続き、アザーカットは発売中の「BUBKA 2021年12月号」で!
上村ひなの=かみむら・ひなの│2004年4月12日生まれ、東京都出身。愛称は「ひなの」。
髙橋未来虹=たかはし・みくに│2003年9月27日生まれ、東京都出身。愛称は「みくにん」。
森本茉莉=もりもと・まりぃ│2004年2月23日生まれ、東京都出身。愛称は「まりもと」「まりぃ」。
山口陽世=やまぐち・はるよ│2004年2月23日生まれ、鳥取県出身。愛称は「ぱる」。