日向坂46上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世「いつかそこにたどり着くまで」【BUBKA12月号】
――19年10月30日から11月21日にかけて「坂道グループ合同 研修生ツアー」が行われると、研修生たちは初期衝動の輝きを見せた。
森本 観にくる方たちは研修生のパフォーマンスにそんなに期待していないと思っていたので、そんなイメージを覆したい気持ちがありました。
髙橋 研修生一人ひとりのことまでは知らないだろうな、という前提でステージに立って、「髙橋未来虹はこういう人です」とアピールしようと考えました。ダンスに関してはMVをお手本に、曲のイメージを膨らませていったんです。
山口 先輩方から直接教えていただくことはできないけど、映像を観ながら「この人みたいに踊ってみよう」と「マネ」から入りました。
森本 先輩方が近くにいない分、スキルは全然足りなかったけど、とにかく必死だったことを覚えてます。
髙橋 慣れることでのプラスは多いけど、初めてステージに立った時のガムシャラな気持ちも忘れちゃいけないと思ってます。今でも研修生時代の動画を観返すこともあるんです。
山口 研修生時代は全力で歌って踊って、すべてを出し切っていたんですけど、最近は「次はこれがあるな」と考えてしまうこともあるので、当時の映像を観てガムシャラさを思い出そうと思います。
上村 東京公演を観させていただいたんですけど、すべての動きからガムシャラさを感じる熱いライブで、特に『誰よりも高く跳べ!』のジャンプは、みんなの両足が高く上がってました。同期として刺激を受ける仲間がいなかったので、研修生ツアーを観て「私も頑張ろう」と思えたんです。