乃木坂46黒見明香さんの心地良い“先輩風”~恩送りの連鎖へ~
『先輩風』
このたった一つのワードだけで、乃木坂ファンはどのメンバーを指しているのか分かるはずだ。そのメンバーとは、今年1月に二十歳を迎えた乃木坂46の4期生・黒見明香(くろみ はるか)さんである。『乃木坂工事中』の企画で同期の林瑠奈さんが、「最近どうよ?」と後輩に声を掛ける黒見さんを誇張ものまねで再現したのが始まりで、これによって“先輩風を吹かす”という彼女の新たな一面が知れわたったのだ。
『先輩風を吹かす』とは、本来だと悪い意味で使われる言葉だが、黒見さんの場合はそうではない。周りからイジられる形で、むしろ良い捉え方で使われている。後輩との距離を縮めるために積極的に近づいては、声を掛けてコミュニケーションを取る彼女なりの優しさだ。
私は以前から黒見さんの人柄に感心させられている。なぜなら彼女は、誰かが喜ぶのであれば手間も時間も惜しまずに、相手のために全力を尽くそうとするからだ。メンバーの誕生日になると深夜0時ちょうどにお祝いの言葉を送信したり、プレゼントにメッセージカードを添えて仕事先で直接渡したり、相手が喜ぶことを常に優先して考えている。少しでも送信時間が遅れたり、現場でプレゼントを渡せなかったりすると悔しがるくらいだ。秋元真夏さんの証言によれば「2個目のプレゼントです」と言って、時間差で2回に分けて誕生日プレゼントを渡しに来てくれたというエピソードがあるなど、そういった面白い一面を持つ“黒見フィールド”も含めて優しい人柄がにじみ出ている。
34thSG『Monopoly』で初選抜入りを果たした黒見さん。3期生の山下美月さんに誘われた食事会では、「初選抜おめでとう!」のメッセージが入ったデザートプレートが出てきたという。だがこれは、5期生の結成1周年を祝って、黒見さんが食事に誘った5期生メンバーにメッセージ入りのデザートプレートを渡したエピソードを知った山下さんが、「私も先輩風を吹かせたい」と後輩の黒見さんに同様のサプライズをしたものだった。
齋藤飛鳥さんがグループに残した言葉『恩送り』を覚えているだろうか。卒業コンサートのスピーチで飛鳥さんは「恩を返すだけではなくって、どんどん送っていく。そうやって連鎖していくって素敵なことだと思うし、後輩のみんなに渡していってほしい(中略)」と、好きな言葉である恩送りについて話していた。黒見さんは先輩である秋元さんや鈴木絢音さんから食事の誘いをもらったり、実際に連れて行ってもらったり、自分がされてうれしかったことは後輩にもしたいと言って行動に移している。そして、それを知った山下さんも後輩の黒見さんを食事に誘う。まさに恩送りの連鎖につながっていると感じた。
乃木坂駅に自身の生誕ポスターが貼られると現地まで見に行き、ライブやイベントで祝い花が届けば写真を撮ってブログに載せる。今年のバレンタインデーには『TEAM 963』(黒見さん推しの総称)の文字をデコレーションした手作りクッキーをメッセージアプリで配信。メンバーだけでなくファンに対しても、どこまでも思いやりが深い。そんな黒見さんからもらった恩送り。そのまま彼女に恩返しをしてもいいし、これを読んでいるあなたが何かを感じて自身の推しメンに恩送りをするでもいい。ファンを含めた乃木坂46全体で、この流れが連鎖していくことが理想である。
“先輩風を吹かす”という言葉が、今後、良い意味としても多く使われ国語辞典が改訂されるくらい、先輩風を吹かす黒見さんの優しさをたくさんの人に知ってもらえたら、それこそが私の本望だ。
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