SKE48末永桜花&原優寧、初センターと初選抜の2人から見えるそれぞれの景色

「BUBKA8月号」に登場しているSKE48末永桜花と原優寧
写真/幸田昌之
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7月5日に発売を迎えるSKE48 31stシングル『好きになっちゃった』。実は同い年、だけど過ごしてきた境遇は全く異なる初センター・末永桜花と初選抜・原優寧の2人に、最新シングルで感じた思いを伺いました!

下剋上センター

――さっき、スマホの画像を見ていたら、6年前の写真が出てきまして(といって、見せる)。

末永桜花 あー! 覚えてます! 幼稚園の先生みたいな格好をした(大矢)真那さんと公園で撮ったやつ!

――『100%SKE48』Vol.3ですね。

末永桜花 15歳か16歳ですね。

――まさかセンターになるとは思っていませんでしたよ。

末永桜花 目標にはしていたけど、その頃は何も思っていませんでした。私は同期の中で恵まれたスタートを切ったタイプじゃないので。目の前にやることがいっぱいあって……。まず、同期が呼ばれるイベントや出張公演に出られなかったんですよ。同期が20人いて、16人が呼ばれて、4人が呼ばれない。私はその4人なんです。

――そうなると焦りますよね。

末永桜花 昇格するためには、アンダーにいっぱい出ることを目標にしました。で、昇格したとしても、Team Eって個性が強いから埋もれないようにしないといけないし、そこから選抜に入るためにはどうしたらいいかって考えていました。

――どんな行動をしました?

末永桜花 当時から思っていたのは、どうしたらもっと見てもらえるだろうかということです。まずアンダーに出れば、先輩のファンの方に知ってもらえるじゃないですか。だから、全チームの公演に出ていたし、30日連続くらいで出たこともあったので。そこから昇格を目指して、ひとつずつクリアしてきた感じです。

――公演に出るために直訴したんですよね。

末永桜花 直訴しました!

原優寧 ジキソ?

末永桜花 『Glory days』のバックダンサーに出るために、ね。早く出たいという気持ちが爆発して、大人だらけの部屋に入って行って、「なんで出られないんですか?」って言ったら、Team Eのマネージャーさんが「じゃあ、踊ってみてよ」ってなって、大人がずらっと見ている前で踊りました。

原優寧 ……すごいです。そういう経験があって、センターになられたんですね……。ちょっと泣きそうです。

――その甲斐があってデビューと昇格できたまではよかったですけど、先輩メンバーって強いじゃないですか。どうやって自分に振り向いてもらったんですか?

末永桜花 昇格する直前、「SKEフェスティバル」公演の初日メンバーは誰になるかっていう時期に、スタッフさんから「SKEフェスティバル公演出たい?」って聞かれたんです。そこで私とゆうかたん(浅井裕華)が迷わず、「できます!」って手を挙げて。後々聞いたら、「あの時、迷わずに手を挙げたから選んだ」って言われました。まだ研究生だったけど、「SKEフェスティバル」公演をイチから作るメンバーに入れていただきました。一番後ろ(の立ち位置)ではあったけど、楽しんで踊りました。それがファンの方に伝わるかなと思ったんです。

原優寧 すごいです……。私も一応、チーム公演の練習はしているんですけど……。同期のきょっぴー(篠原京香)はアンダーでTeamEに出たり。

――Team KⅡにも出ましたね

原優寧 そういう姿を見て、私もやらなきゃと思って、「アンダーに出たいです」とは言ってきました。それで、「じゃあ、○○公演を覚えて」と言われて、資料をもらったんですけど、その瞬間は嬉しかったです。

末永桜花 でも、優寧ちゃんは研究生で選抜入りもしているから、私が感じることがなかった悩みを感じていると思うんですよね。

――前シングルのカップリング『NewAger』でセンターになり、今回は選抜です。

原優寧 『New Ager』のセンターは不安とかプレッシャーが大きくて。でも、振り返ると、自分が周りだったら、センターが自信を持ってないのは嫌だなと思って。誰もが立てる場所じゃないのに、マイナスな気持ちで挑んでいた自分が情けなくて。今回のシングルはその反省を活かして、不安があるなら練習して補っていこうっていう気持ちです。みんなが立ちたい場所だから。

末永桜花 優寧ちゃんはずっと練習していたから、声をかけちゃいけないと思っていました。今回のMVはダンスシーンがメインなので、みんな大変だったんですよ。ほんとは声をかけてあげたいけど、人見知りもあって助けてあげられなかったです。

原優寧 でも、午前中の撮影が終わって、5人でお昼ごはんを食べました!人見知りなんて感じなかったです。

末永桜花 ほんとに!? とっても人見知りなんだけどな。

原優寧 初めて一緒になったのが飛騨に旅行するっていうお仕事で。

末永桜花 そうなんです!青海(ひな乃)ちゃんと3人で。電車関連のお仕事っていう喜びはあったけど、どうしようって不安もあって。そんなに話したことがなかったから。

原優寧 でも、その日で仲良くなれました!

――インタビューの続き、アザーカットは発売中のSKE48 Team E表紙の「BUBKA8月号セブンネットショッピング限定版」もしくは「BUBKA8月号」で!

取材・文/犬飼華

末永桜花=すえなが・おうか|2002年2月26日生まれ、愛知県出身。愛称は「おーちゃん」。

原優寧=はら・ゆうね|2001年11月23日生まれ、福岡県出身。愛称は「ゆうね」。

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