『藤江れいな×萩原和幸写真展』が開幕「“記憶”を思い出しながら見てもらえたら」
6月27日(火)から7月2日(日)まで、東京・港区にあるNine Galleryにて、藤江れいな×萩原和幸写真展『「記憶」の肖像』が開催される。
芸能界デビュー間もないころから現在まで、およそ13年にわたって藤江れいなを撮り続けてきたカメラマン萩原和幸氏。今回、藤江れいな20代ラストのタイミングで、二人によるメモリアルな写真展が開幕する。
私の全てをさらけ出している
――写真展開催おめでとうございます! 開催が決まったと聞いた時はいかがでしたか?
藤江れいな:ありがとうございます! 素直にうれしかったです。萩原カメラマンには17歳からつい最近の29歳までの写真をずっと撮り続けていただいているので、私の全てをさらけ出しているような感覚になって(笑)、いざ開催するとなったらちょっと恥ずかしいなっていう気持ちもあったんですけど。でも展示してある作品を見て、「あぁ~こんなことあったな」「懐かしいなぁ~」と思い出しながら見ることができて、すごくうれしかったですね。
――今回の写真展のコンセプトやこだわりなど教えてください。
藤江れいな:13年間の写真をたくさん展示させていただいています。23歳の時に写真集を発売してて、その時のタイトルも「記憶」(撮影=萩原和幸/玄光社)なんですよ。今年のカレンダー、20代最後も「記憶」っていうタイトルで出させてもらって、今回の写真展も「記憶」というタイトルが付いているんですけど、全部が連動しているような作品がたくさん展示してあるので、私をずっと応援してくれている方は、「この時こんなことあったな…」と“記憶”を思い出しながら見てもらえたらうれしいなと思っています。
――今回たくさんのお写真が展示されているわけですが、藤江さんのセレクトもあるのでしょうか?
藤江れいな:私も来てからのお楽しみという感じで(笑)、展示していただきました。今日初めて私も見たので、「あ~懐かしいな~」という気持ちになりましたね。
――1枚1枚見ていくとその当時の“記憶”もよみがえってきますか?
藤江れいな:よみがえってきました! 地元で撮影していただいた写真もあったりして、梨園の写真とかは、お父さんの友達の梨園に行って撮影したりとか、普段から行く地元の公園で撮影したりとか、身近なところで撮影もしていただいているので思い出もよみがえります。梨は名産地です! すごくおいしくて、もうすぐに旬な季節になるんで食べてほしい(笑)。
グループに勢いがついてきた時期
――デビュー当時、改めて振り返ると、どんな日常を過ごしていましたか?
藤江れいな:印象としては忙しかったっていう(笑)。グループとしてすごく勢いがついてきてて、皆さんに知ってもらっていって…という時期だったので、あまり寝てなかったなっていう感覚の忙しさでしたね(笑)。今こうして、自分が写真展をできているっていうのも、もちろん想像できていなかったです。
――これまでさまざまな出来事があり、さまざまな経験をされてきたと思いますが、ご自身の中で“転機”になったことでいうと、何が挙がりますか?
藤江れいな:二十歳からNMB48に移ったんですけど、チームの中では、もう上から数えた方が早いぐらいの年齢で。AKB48の4期の中では末っ子でやってきたので、大阪に行って一気に年上の組に入って、自分が引っ張っていかなきゃいけないっていう気持ちにさせてくれた…そこからさらにキャプテンもやらせていただいて、自分を変えるきっかけになったなと思ったのは、移籍してからですかね。
――もし芸能活動をしていなかったら…なんて考えることはありますか?
藤江れいな:いや~ちょっと私、何もできなそうですね(笑)。何してたかな…まあでもやっぱりアイドルがずっと大好きで、アイドルに憧れてて…っていう子だったので、アイドルになることは諦めてなかったんじゃないかなと思いますね。AKB48じゃなかったとしても。
――まさにキセキ的な縁があって、今につながっているんでしょうね。大好きなキセキ(※競走馬)ということで…。
藤江れいな:妹も頑張っているし…ビッグリボン。馬券の成績? 最近いいです(笑)。エプソムカップも完璧でしたね。宝塚記念は外しちゃったんですけど。でも最近は、ファンの方にも「ありがとう」って言われます(笑)。イクイノックス強かったぁ~世界ランキング1位だけのことはありますよね。
お気に入りカット
――話がそれましたが、写真展、もちろん全カットだとは思いますが、展示作品の中からあえてお気に入りの1枚をご紹介いただけますか?
藤江れいな:萩原さんとやっぱり合うなって思ったのが、あれなんですよ(一番大きなパネルを指差す)。いろんなところで使わせていただいているんですけど、この写真が私もずっと大好きで。元々この写真集の方でも帯に使われていたりするぐらい、いろんなところに出ている写真ではあるんですけど。ずっと大好きな1枚って私も思っていた写真がこうやって大きく使われていたので、「やっぱり萩原さんについてきてよかったな」って思いましたね(笑)。これは21歳ですね。いまだに好きなカットですね。NMB48に移籍した直後くらいのタイミングですけど、楽しかった時期ですね。あとは“おちょこ”持ってうれしそうな私(笑)。
――ちなみに白無垢もありますが…?
藤江れいな:ウエディングドレスは、撮影とかでもいっぱい着させていただいたんですけど、すごく貴重な経験させてもらいましたね。これ着たから(婚期が)遠のいてんのかな(笑)。
――今もお名前が挙がりましたが、萩原カメラマンはどんな方ですか?(※萩原カメラマンも近くにいる)
藤江れいな:萩原さんとは13年の歴史があるので、(この後のトークショーでも)お題がなくてもいろんな話が出てくるんじゃないかなと思ってます。私はかなりの人見知りで、写真にすると緊張が顔に出ちゃうんですよ。どれだけ楽しませてもらって撮っていても、気付かないところで結構引きずってたりしちゃってて。「こんな顔しちゃってたんだ」って思うんですけど、でも萩原さんには、もう何回も何十回も撮影していただいているっていうこともあるし、私が撮りやすい環境にしてくれるので、素でいられる場所だなと思っているので…素すぎますね(笑)。逆に(表情を)作ったら作ったら怒られるので(笑)、「そうじゃないよ」って。
――今回、写真展という新しい試みかと思いますが、今後の藤江さんの目標や展望、何かありますか?
藤江れいな:チャレンジしたいことは、プライベートだったらお酒の資格を取りたくて。私、焼酎が好きなので、日本酒マイスターとかの方はいるんですけど、焼酎ってあんまりいないなと思って。焼酎マイスターもあるので取ってみたいなとは思ってます。お酒好きと公言しているので(笑)。
「記憶」の肖像 展覧会情報
藤江れいな×萩原和幸写真展
日程:6月27日(火)~7月2日(日)
時間:6月27日11時~19時/6月28日~6月30日10時~19時/7月1日12時~19時(10時~12時はトークショー)/7月2日:10時~17時
入場料:500円(当日の再入場不可)
■Nine Gallery
【HP】https://ninegallery.com/exhibition/1793
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