舞台にドラマ、情報バラエティ番組など、アイドルとしてだけでなく多方面で活躍中の小栗有以が久しぶりにグラビアで登場！ すっかり大人の雰囲気をまとったゆいゆい。インタビューでは4月に惜しくも活動休止となるチーム8への思いを語ってくれました。

ゆいゆいチャート

――12歳でデビューした小栗さんも、すっかりオトナの魅力をまとった女性になりました。

小栗有以　しゃべり方や性格はデビュー当時とそれほど変わってないけど、20歳を過ぎて、自分の考えをしっかり持てるようになってきたかなって思います。あと、少しずつ料理をするようにもなったんですよ。

――最近は何を作りましたか？

小栗有以　野性爆弾のくっきー！さんとラジオ番組をやっているんですけど、くっきー！さんが「一番好きな料理は、きんぴらごぼう」と言ってたので、企画とか関係なく、お家できんぴらごぼうを作って持って行ったんです。

――味はどうでした？

小栗有以　母に手伝ってもらって、自分でも驚くほどおいしく作れたんです。でも、その日たまたまくっきー！さんがお休みで渡せなくて。で、2回目はひとりで作ったら、母に「くさい！ごぼうのアクがまだ抜けてない」って言われちゃって……。でも、くっきー！さんは「おいしい」って言ってくれました(笑)。

――AKB48でも後輩が増えましたよね。普段からお姉さんらしい振る舞いをしているのでしょうか？

小栗有以　自分から後輩に声をかけたりするのに慣れてなくて、恥ずかしくなっちゃうんですよ。でも、私も先輩から声をかけてもらってうれしかったし、アドバイスをいただいて勉強になったので、恥ずかしがらずにちゃんと伝えていかなきゃって思うようになりました。「ゆいゆいさんに憧れてます！」って言ってくれる子もいるので。

――17期生で？

小栗有以　はい。正鋳真優ちゃんは、直接「好きです」って伝えてくれます。バレンタインデーにスタッフさんと一緒に来てチョコを渡してくれたんですけど、緊張しすぎて泣いちゃって。そういうところもかわいかったです。

――小栗さんが、あこがれの先輩から直接アドバイスをもらったり、アイドル帝王学を叩き込まれたことは？

小栗有以　(渡辺)麻友さんからはアイドルに向き合うまっすぐな姿勢をそばで見て学びました。初期の頃ですが、ゆきりんさん(柏木由紀)からも「表情のバリエーションをつけたほうがいい」「種まきが大事」とか、いろいろお話ししていただいたことがあります。

――未来に向けての種まき活動？

小栗有以　そうですね。「少しずついろんなことに挑戦すれば、いつか自分のためになったり、花を咲かせる日が来る」って教えていただきました。チームAのバックダンサーをやっていたときは、たかみなさん(高橋みなみ)の「誰かが必ず見ているから」という言葉もずっと頭に残っています。

――偉大な先輩たちの言葉が心に刻まれているんですね。

小栗有以　そういうアイドルとしての心得をメモしたり、「こうなりたい」とか「これができるようになりたい」っていう自分が目標とするアイドル像をノートに書いたりしていました。

――大谷翔平選手が目標を達成するために書いていた『マンダラチャート』みたいですね。

小栗有以　え～、すごい！私、野球に詳しくないんですけど、大谷選手ってピッチャーとバッター、両方とも100点なんですよね？

――そうですね(笑)。

小栗有以　私もアイドル活動を頑張りたいし、女優さんとしても頑張りたいと思っているので、大谷選手にあこがれます。

――今、過去の自分と似たものを感じる後輩はいますか？

小栗有以　徳永羚海ちゃんっていうチーム8の子がいるんですけど、初期の頃の私と「見た目や雰囲気が似てる」って言われてて。中身は、私のほうがふわふわしちゃってるけど(笑)。でも、負けず嫌いで、強い気持ちを持っているところは似てるのかなって思います。選抜に入れず悔しくて泣いてる姿を見たりすると、「向上心がある子なんだな」って思うし、支えてあげたいなって気持ちになります。

――もし、自分と似たようなタイプの後輩からアドバイスを求められたら、どんな言葉をかけますか？

小栗有以　私、デビューしてからしばらくは存在感がそんなになくて、すみっこに隠れてたんです。でも、岩本輝雄さんプロデュース公演のメンバーに選んでいただいて、そこから少しずつ注目していただけるようになりました。だから、一つのきっかけを大切にすること、いただいたチャンスを無駄にしないことが大事だなって思います。あとは、やっぱり自分らしさを出して、楽しんで活動することができたら一番ですよね。

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取材・文／宮田英一郎

小栗有以＝おぐり・ゆい｜2001年12月26日生まれ、東京都出身。AKB48チーム8・東京都代表/チームB所属。愛称は「ゆいゆい」。

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