2023-03-07 07:00

櫻坂46は、変化を恐れない。僕たちはそんな姿勢に心打たれるんだ…遠山大輔(グランジ)

お笑いトリオ「グランジ」遠山大輔が『桜月』の魅力を語る
お笑いトリオ「グランジ」遠山大輔が『桜月』の魅力を語る

『桜月』を形作るのは、製作陣だけではない。ファンや視聴者に作品が届き、初めて『桜月』は完成したと言えるだろう。一ファンとして、またラジオのパーソナリティとして、櫻坂46の誕生以来、目を離すことなく彼女たちを追い続けているこの男に、『桜月』の魅力を余すところなく語ってもらった。

長年グループを見守り続けた男が語る『桜月』の魅力

「東京ドーム後」その意味

――『桜月』は相当力を入れて臨んだシングルだと思うんですが、遠山さんがこの曲のMVが最初に公開された時、ぶっちゃけどう思いましたか?

遠山大輔 まず何の情報もなく、YouTubeで公開される5分ぐらい前からずっと待機していたんですが、1分前からカウントダウンが始まるじゃないですか。僕、すごい緊張してるなと思って。となると、「僕、櫻坂のことめちゃくちゃ好きなんだな」って安心もできたんですよ。だけど、曲が一番大事なんで「どうだろう?」と思っていたら、1番のサビが終わった段階でこれは素晴らしいと。今までのシングル表題曲の中でも、一撃で「めちゃくちゃいい」って心から思えたんです。それと同時に、僕はナスカが大好きなんですけど、その時点ではナスカの曲だとは知らないわけですよ。でも、勝手に「これ、ナスカ曲だったら最高なのになあ」とか思っていて。で、終わってすぐに僕が一緒にラジオをやっているチームのグループLINEに、「これ、最高です! ちなみにどなたが作曲されてるんですか?」って投げかけたら、ひと言「ナスカ」と返ってきて。僕、外にいたんですけど「えっ!!」ってかなりの声量で驚いたんです。それでまた感激しちゃって、全身鳥肌が立ったっていうのがお昼の12時5、6分ぐらいの出来事です。

――なるほど(笑)。僕は曲を聴く前に、大園(玲)さんの雑誌連載の取材で先に新曲の雰囲気を聞いていたんですが、「バラード調というか落ち着いた感じで、歌詞は別れを相手にどう切り出していくかという内容で」と。このタイミングでそういう曲で勝負するんだって、若干不安があったんです。なんとなく『五月雨よ』の延長なのかなと思ったんですけど、延長ではあるものの何歩も飛び抜けて、ものすごいものが来ちゃったなと。これは本気で勝負に出たなと思いました。

遠山大輔 おー! その言葉を聞いて僕が嬉しいです。

――言い方はあれですけど、ダンサブルで激しい曲を持ってくれば今の櫻坂だったら軽く平均点を超えられるだけのものが作れるじゃないですか。

遠山大輔 TikTokとかでもたくさん再生されてとか。

――そう。でも、そういう安易な方向に行かないで、櫻坂46というグループ名や纏うイメージを含めて、全部ここにぶち込んできたなと。

遠山大輔 はー、なるほど。昨年の東京ドーム以降、菅井(友香)キャプテンが卒業されて、また新しく歩き出さないといけないタイミングですし、怖れずにその見え方やイメージを変化させないといけないんだと。そこで新二期生の守屋麗奈さんがセンターに立つことで、まだ見たことのない櫻坂を表現するいい機会にもなるだろうし、その守屋さんの可愛らしいキャラクターを反映させた曲ではなく、めちゃくちゃ美しい曲で勝負してきた。その落差が良い意味ですごく衝撃で、さらに曲の良さでそのギャップが増幅されたのかなと思いました。あと、今回の『桜月』はテーマもすごく等身大で、10代になればほとんどの人が経験する普遍的な話でもあるので、メンバーがこれを歌唱する時はより気持ちが入れやすいのかなと。さらに、BPM(曲のテンポ)もすごくいいなと思ったんですよね。例えば、デカい会場でBPMが速い曲を披露すると、物理的な問題でどうしてもズレが生じてしまって、なかなか後ろまで届きにくい。10年ぐらい前にONE OK ROCKのTakaさんが、たぶん海外ライブを始めた頃のアルバムでラジオにゲストで来ていただいたときに、その話になって。「BPMが速いと後ろまで届かないから、もっとドーン!ドーン!っていう後ろまで届くようなテンポの曲を意識して作り始めている」と言っていたんです。

――インタビューの続き、櫻坂46特集は発売中の「BRODY4月号」で!

取材・文=西廣智一

遠山大輔=とおやま・だいすけ|1979年5月10日生まれ、北海道出身。お笑いトリオ・グランジのメンバー。TOKYO FM/JFN38局「SCHOOL OF LOCK教育委員会」(毎週金曜23:00~)、TOKYO MX「69号室の住人」(毎週火曜25:35~)、bay fm「シン・ラジオ」(毎週月曜16:00~)などに出演中。

櫻坂46表紙:BRODY (ブロディ) 2023年4月号

Amazon Kindle
楽天Kobo
Apple Books
紀伊國屋Kinoppy
BOOK☆WALKER
honto
セブンネットショッピング
DMM
ebookjapan
ブックパス
Reader Store
COCORO BOOKS
コミックシーモア
ブックライブ
dブック
ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

関連記事

MAGAZINE&BOOKS

BUBKA 2024年11月号 BUBKA 2024年11月号増刊 BUBKA 2024年11月号
BUBKA 2024年11月号コラムパック DOLCE Vol.13 尊みを感じて桜井
新谷姫加 相楽伊織 いけちゃん

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 響き渡る“乃木坂46”&“葉月”コール!向井葉月から奥田いろはへ、涙の抱擁と共に受け継がれる「乃木坂らしさ」
  2. 「なんてかわいいの!」櫻坂46中嶋優月と谷口愛季、キュートなダウン姿を披露!山﨑天はなかやまきんに君と夢の共演
  3. 卒業控える日向坂46東村芽依、“門出”にふさわしい晴れやかな表情の表紙カット解禁
  4. 乃木坂46「36thSGアンダーライブ」完遂!全国5都市を巡るZeppツアーに、座長の奥田いろは「何も後悔はありません」
  5. 「なにわ男子」大西流星、シャンプーのCM初出演!かわいらしい寝顔も披露
  6. 乃木坂46 岩本蓮加写真集『いたずらな風』に熱狂する菅原咲月だが、誘われたご飯は華麗にスルー!?
  7. 日向坂46 の逆襲が始まる東京ドーム公演に注目せよ!明暗分かれた『紅白』出場者から考える坂道3グループの現在地
  8. 川口春奈『JJ』表紙風広告に登場…サントリー×光文社の異色のコラボが実現
  9. 櫻坂46全国ツアー最終東京ドーム公演、2日間で11万人動員!海外からもBuddiesが駆けつける
  10. 「死ぬ気で守る」2作連続で“センターに最も近い”乃木坂46 池田瑛紗の叫び続けた「魂の言葉」
  1. 新人グラビアアイドル浅倉れいか、彼氏との旅行中は「い~ぱっいドキドキすることしちゃおっか!」
  2. 志田音々3rd写真集発売決定!台湾&長崎ロケを敢行「なんと!! 2冊同時に発売させていただきます」
  3. 新人グラドル有川燈莉、自慢の豊満ボディーとキュート&セクシーのギャップで魅了
  4. 響き渡る“乃木坂46”&“葉月”コール!向井葉月から奥田いろはへ、涙の抱擁と共に受け継がれる「乃木坂らしさ」
  5. 「なんてかわいいの!」櫻坂46中嶋優月と谷口愛季、キュートなダウン姿を披露!山﨑天はなかやまきんに君と夢の共演
  6. 卒業控える日向坂46東村芽依、“門出”にふさわしい晴れやかな表情の表紙カット解禁
  7. 東大卒のインテリグラドル東堂とも、業界屈指のスレンダーボディーと33歳の大人フェロモンにドキッ
  8. 乃木坂46「36thSGアンダーライブ」完遂!全国5都市を巡るZeppツアーに、座長の奥田いろは「何も後悔はありません」
  9. あふれる美ボディー夏来唯、アラサーグラドルが魅せる臨場感あるシーン
  10. グラビアアイドル桑島海空『週刊少年マガジン』再登場!ピュアな笑顔で魅了