2023-02-03 11:10

紅白歌合戦からバラエティーまで…内田名人が振り返る年末年始テレビ番組

内田名人が語る年末年始テレビ番組
内田名人が語る年末年始テレビ番組

『紅白』視聴率が歴代ワースト2位を記録、格闘技特番が地上波から消滅、加えて古参ユーチューバーの苦境や引退……。景気のよろしくないニュースが報じられた映像コンテンツシーンですが、永遠のテレビっ子である内田名人にはどう映っていたのか? では、年末年始番組を巻き戻し!

お正月は“駄番組”で!

――明けましておめでとうございます! 編集部のジャパンです。今年も年末年始番組を内田名人に振り返っていただきます。

内田名人 毎年、思うんですが……僕、「そんなのいつ放送してたんだ?」といった本当にスキマな番組しか観ていないんですけど大丈夫ですかね?

――それでいいんですよ。ウチは他の雑誌では取り上げない番組がほしいので。

内田名人 例えば、今年なら『ギャル&ピース!~ギャルが過酷ロケしたら神展開SP~』(1月8日/フジテレビ)といった番組になりますけど。

――それが面白かったわけですね?

内田名人 ふざけないでくださいよ! 面白いわけないじゃないですか! これはギャルの山場のないダラダラとしたロケを“盛り上がっている風”に編集しているところを楽しむ番組なんですよ。あと「スマホなしで渋谷まで帰れるのか検証」などギャルを常人扱いしていない企画とかね。そんな感じで僕の好物は、メインになれる人気番組ではないけれど駄菓子のような味わいのある番組なんです。

――それが名人が言うところの“駄番組”。とはいえ、あの白組・紅組で競う歌手の祭典とかもちゃんとチェックはしているんですよね。

内田名人 あー、白組が圧勝でしたね。負けた赤組は司会から「総合的にバカでした」なんて言われちゃって。

――大泉洋さんと橋本環奈さん、そんなこと言ってましたっけ?

内田名人 なに言ってるんですか、『アイドル運動会』(1月8日/MX)の司会はゆってぃと池谷幸雄じゃないですか! FES☆TIVE、煌めき☆アンフォレントといった今をときめきたい地下アイドルたちが、千葉県にあるどこぞの校庭で曇天模様のなか大玉ころがしとかをしてましたよ。

――僕が言ってるのは『第73回NHK紅白歌合戦』(2022年12月31日/NHK総合)ですよ! でもその『紅白』、視聴率が歴代ワースト2位を記録したそうで。Ado、Vaundyなど「若者向けシフトの出演者に高齢者は置き去り」なんてネット記事に書かれていましたね。

内田名人 いや、現場はおじさんが多いですよ。視聴率は……26時30分というド深夜からの放送なので仕方ないでしょう!

――それは『アイドル運動会』でしょ! それにしても「お正月だなあ」と感じる恒例番組も駅伝中継くらいになりました。

内田名人 監督の引退が話題になりましたね。森脇監督、続けてほしいなあ……。

――優勝した駒大の大八木監督じゃなくて? それ、どこの大学ですか?

内田名人 『芸能人対抗駅伝』(1月3日/テレビ東京)で「今年ビリだったら引退する」と悲壮の決意で挑んだ森脇健児チームのことですよ! 駄番組愛好家の駅伝といえばコチラですから! 結局、森脇チームはビリだったんです。来年どうなるのかなあ……。あと、出川哲朗チームとさまぁ~ずチームが対決する『新春!芸能界オールスター草野球2023』(1月3日/テレ東)も新年恒例ですからね。午後帯だから気づかれにくいんですけど。

――インタビューの続きは、発売中の「BUBKA3月号」で!

内田名人|1974年生のライター、国際テレビ道連盟員。著書にファミコン漫画研究本『超ファミ漫』(太田出版)。地元・山梨のラジオにも出演中。

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2023年3月号 [雑誌] Kindle版
▼Amazonで購入

BUBKA(ブブカ) コラムパック 2023年3月号 [雑誌] Kindle版

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

超ファミ漫 Kindle版
Amazonで購入

Twitterでシェア

関連記事

BUBKA RANKING5:30更新

  1. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  2. プロ野球界において、「落合博満」こそ、最高のエンタメだ。〈ノーカット版〉
  3. 【追悼】酸欠少女さユりが私たちに残したもの
  4. 【BUBKA2月号】R-指定「Rの異常な愛情」―或る男の日本語ラップについての妄想―DABOの革命前夜(前編) 時代に選ばれた男“ Mr.FUDATZKEE”
  5. R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
  6. AKB48本田仁美がもたらす影響…圧倒的練習量から得たもの
  7. “天真爛漫なプリンセス”掛橋沙耶香さん、6年間本当にお疲れさまでした
  8. 【昇天】ドラゴンズ万歳! 金丸獲得だけじゃない「満点超え」ドラフトの理由とは? 青味噌のみそみそダイアリー #4
  9. プロインタビュアー吉田豪が遭遇したすごい人・トンデモ展開【BUBKAアワード】
  10. 本田翼、他の追随を許さないMC力・コミュニケーション能力
  1. 響き渡る“乃木坂46”&“葉月”コール!向井葉月から奥田いろはへ、涙の抱擁と共に受け継がれる「乃木坂らしさ」
  2. 「なんてかわいいの!」櫻坂46中嶋優月と谷口愛季、キュートなダウン姿を披露!山﨑天はなかやまきんに君と夢の共演
  3. 卒業控える日向坂46東村芽依、“門出”にふさわしい晴れやかな表情の表紙カット解禁
  4. 乃木坂46「36thSGアンダーライブ」完遂!全国5都市を巡るZeppツアーに、座長の奥田いろは「何も後悔はありません」
  5. 「なにわ男子」大西流星、シャンプーのCM初出演!かわいらしい寝顔も披露
  6. 乃木坂46 岩本蓮加写真集『いたずらな風』に熱狂する菅原咲月だが、誘われたご飯は華麗にスルー!?
  7. 日向坂46 の逆襲が始まる東京ドーム公演に注目せよ!明暗分かれた『紅白』出場者から考える坂道3グループの現在地
  8. 川口春奈『JJ』表紙風広告に登場…サントリー×光文社の異色のコラボが実現
  9. 櫻坂46全国ツアー最終東京ドーム公演、2日間で11万人動員!海外からもBuddiesが駆けつける
  10. 「死ぬ気で守る」2作連続で“センターに最も近い”乃木坂46 池田瑛紗の叫び続けた「魂の言葉」