日向坂46宮田愛萌、初の書籍発売決定!万葉集をモチーフとした連作短編小説集
アイドルグループ「日向坂46」からの卒業を発表した2期生・宮田愛萌(みやた まなも)初の書籍『きらきらし』(新潮社)が、2023年2月28日(火)に発売されることが決定した。
同書籍は、宮田が大学でも学んだ、大好きな万葉集をモチーフとした連作短編小説集。その小説を基に、万葉集の都・奈良へ旅する様子を撮影した。宮田が行きたいところを詰め込んだ奈良で、無邪気に喜ぶ全開の笑顔から、大人びた表情まで、アイドルとして最後の姿が収められている。
小説あらすじ
小学三年生の希南がバレエ教室の見学で出会ったのは、同い年のカレン。高校生になっても仲の良い二人だったが、カレンの兄・圭と久しぶりに会った希南は、意図的に圭に近づいていく(「ハピネス」)、引っ越しを控えた瞳子が坂道で出会ったのは、猫を撫でる少年だった。猫を通じて縮まる二人の距離。引っ越しの前日、最後に瞳子は少年にあるお願いをする(「図書館へ続く坂道」)、恵梨は日本文学科の大学生。今までなら絶対話さないタイプの男子・朝紀と、和歌をきっかけに仲良くなる。ところが朝紀を怒らせてしまって(「紅梅色」)。ほか全5編。
宮田愛萌メッセージ
宮田が高校生の時に出会い、その自由さ・面白さ・奥深さに魅了され、大学でも学んだのが、大好きな万葉集。同書は、その万葉集から好きな和歌を5首選んで、歌から自由に想像を膨らませていった連作短編小説集。執筆に当たり、既に自宅に大量にある資料の他、新たに20冊以上もそろえたという宮田。
「普段はこれ以上本を増やさないで、と家族に言われますが、今回万葉集の資料が堂々とたくさん買えちゃうのが嬉しくて。ついつい読みふけってしまいました」。
「ごきげんよう。宮田愛萌です。大学で学んだ大好きな万葉集をテーマに小説を書かせていただきました。これをきっかけに、そんなに万葉集が面白いなら読んでみようかな……?と思っていただけたら嬉しいです。また、撮影では憧れの奈良に行かせていただきました。神社やお寺などの歴史をあびたり、古書店や万葉文化館を楽しんだり、お仕事だということを忘れてすごく満喫しました。御朱印をいただけたのがすごく嬉しくて思い出に残っています。
それから、万葉文化館の図書室では面白そうな本をたくさん見つけたのですが、ゆっくり読む時間はなかったので、またプライベートでもお邪魔したいなと思っています!
秋ごろから少しずつ進めていた執筆が終わってしまうのはさみしいですが、卒業制作だと思って、ところどころに私のお気に入りのものたちのエッセンスを詰め込んで書かせていただきました。普段読書をしないというような皆さまにも手に取っていただけたらなと思っています。アイドル宮田愛萌が、ただの宮田愛萌になるはじめの一歩の一冊を、どうかよろしくお願いいたします」。