「AKB48 Award Member of the Year」MVPは17期研究生の佐藤綺星
12月8日(木)、AKB48は劇場オープン17周年を迎え「AKB48劇場17周年特別記念公演」を開催。AKB48劇場の象徴である劇場内の二本柱には17本目のピンクテープが貼られ、AKB48メンバー75名が気合の入ったパフォーマンスでステージを飾り、17周年をお祝い。また、今年から始まった新企画「AKB48 Award Member of the Year」では、メンバー間投票により12の部門で最優秀メンバーを決定した。
2005年12月8日にAKB48劇場がオープンして17年。恒例となる今年の周年特別記念公演は、メンバー75名が劇場に集い、熱いステージを繰り広げた。
「AKB48劇場17周年特別記念公演」は、前年の16周年特別記念公演で組閣発表された新チームによるステージで幕開け。トップバッターを飾った向井地チームAは『臆病なナマケモノ』『風は吹いている』を力強くパフォーマンスし、場内のボルテージを一気に高めた。
続く田口チームKはエネルギッシュに『Loss of time』『ハイテンション』を。浅井チームBは『ヤラカソウ』『サステナブル』を可愛らしさ全開で披露。倉野尾チーム4は『アンジー』『涙サプライズ』を華麗なパフォーマンスで魅せ、各チームが59thシングル『元カレです』収録のチーム楽曲とシングル表題曲の2曲で会場を盛り上げた。
続いて登場した17期研究生は、60thシングル『久しぶりのリップグロス』収録の17期研究生初のオリジナル楽曲『Wonderful Love』と、5月のお披露目でも披露した『大声ダイヤモンド』を元気いっぱいにパフォーマンス。堂々とした表情とキレのあるダンスで成長を示した。
今年10月に行われた武道館コンサートで活動休止が発表されたチーム8は、チーム8の代表曲『47の素敵な街へ』と『10年桜』を披露。想いを込めた渾身のパフォーマンスでチーム8の強い絆を感じさせる。
ここで「AKB48 Award Member of the Year」のコーナーへ。この1年間、さまざまなジャンルで輝いたメンバーをメンバー間投票で選出して表彰するという本企画では「ベストルーキー賞」「ベストMC賞」「MVP」など12部門における最優秀賞の受賞者が発表された。
「ベストMC賞」にノミネートされた向井地美音・柏木由紀・茂木忍・中西智代梨・稲垣香織の5名が司会を務め、まずは「ベストルーキー賞」の発表へ。
「ベストルーキー賞」にノミネートされた17期研究生全員で『Seventeen』を披露した後、「最優秀ベストルーキー賞」が発表された。最新曲『久しぶりのリップグロス』で研究生ながら選抜入りした佐藤綺星が選ばれ「素直にすごくうれしいです!ベストルーキー賞をいただいたいて、ますます頑張っていかなきゃいけないなという責任感も生まれたので、努力を惜しまず頑張って上を目指していきます!」とさらなる飛躍を誓った。また、佐藤以外の17期研究生が全員佐藤に投票していたことが明かされると、会場は温かい拍手に包まれた。
ダンスや表現力が光っていた「ベストエンターテイナー賞」にノミネートされた本田仁美・柏木由紀ら7名は『元カレです』を披露。「ベストエンターテイナー賞」にふさわしい圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせる。「最優秀ベストエンターテイナー賞」に選ばれた村山彩希は「ステージに立っている時が一番楽しいので、これからも皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります!」と意気込みを語る。
各賞のノミネートメンバーによるステージと最優秀賞の発表は続き、1年間を通して集合時間をしっかり守った「ベストオンタイム賞」は稲垣香織、目を引くSNSの投稿や、SHOWROOMなどで面白い配信をしていた「ベストSNS賞」は山根涼羽、「ベストMC賞」は本公演でも安定感のある司会でトークを盛り上げた中西智代梨がそれぞれ最優秀賞を受賞。
私服やレッスン着がおしゃれだと思う「ベストドレッサー賞」の最優秀賞は、VTRで登場した小嶋陽菜から発表。AKB48を卒業後、アパレルブランドを経営し活躍するOGメンバーの小嶋から、最優秀賞のメンバーとして岡部麟の名前が呼ばれると、岡部は「やばーい!」と絶叫。「めちゃめちゃうれしいです!」と喜びを爆発させた。
メンバーを陰で支えてきた「ベストサポート賞」は、楽曲『支え』にのせて映像で発表。心温まるメンバー同士のエピソードが紹介され、最優秀賞は下口ひななが受賞。下口は「メンバーの笑顔を見ることが生きがいなので、これからもメンバーのサポートができるように頑張ります!」とコメントした。
発表はさらに続き、楽屋やレッスン室などの掃除を頑張っていた「ベストスイーパー賞」は稲垣香織が最優秀賞を受賞し、「ベストオンタイム賞」との2冠に輝いた。楽屋やレッスンなどの空気を明るくしてくれた「ベストムードメーカー賞」は下口ひななが最優秀賞に輝き、こちらも「ベストサポート賞」との2冠を達成。歌声が光っていた「ベストマイク賞」にノミネートされた小田えりな・柏木由紀ら5名は『愛する人』を歌い上げ、美しいハーモニーで会場を魅了。
見た目や人間性などこの1年でイメージがプラスに変わった「ベストイメチェン賞」は小林蘭が最優秀賞を受賞し、いよいよ「最優秀MVP」の発表へ。まずは「MVP」にノミネートされた岡田奈々・千葉恵里・本田仁美・田口愛佳・茂木忍・大盛真歩・柏木由紀・佐藤綺星の8名で『久しぶりのリップグロス』を披露し、会場の熱気を一段と高める。
「最優秀MVP」の発表の前に、AKB48に関わるスタッフ・関係者が選んだ“2022年最も輝いていたメンバー”をたたえる「特別賞」を発表。「特別賞」に選ばれたのは、AKB48加入11年目にして『久しぶりのリップグロス』で初選抜となった茂木忍。茂木は「これからも調子に乗らないように謙虚に頑張ります(笑)」と感謝を伝えた。
そして、ついにメンバーが選ぶ「最優秀MVP」を発表。長いドラムロールが鳴り終わり、名前を呼ばれたのは17期研究生の佐藤綺星。「最優秀ベストルーキー賞」と合わせてのW受賞となった佐藤は感極まった様子で「正直MVPに選んでいただけると思っていなくて…こんな大きい賞をいただけて本当に本当にうれしいし、驚いています!選抜メンバーの皆さんやいろんな人に支えられて受賞できたと思うので、恩返しできるようにこれからも頑張っていきます!」と話し、笑顔を輝かせた。
全ての表彰が終わった後、AKB48が国内DL数累計1000万以上の人気ゲームアプリ「ドラゴンエッグ」とコラボし、TVCM出演権を懸けたかけた争奪イベントが2023年1月1日(日)からスタートすることが発表された。AKB48メンバーがそれぞれギルドマスターとして参戦し、ファンと協力をして真剣勝負。イベント上位7名に輝いたメンバーはTVCMへの出演権を獲得する。
サプライズ発表は続き、2023年4月29日(土・祝)に「AKB48コンサート」、4月30日(日)の昼に「チーム8・9周年記念コンサート」、夜に「チーム8・活動休止コンサート」を神奈川県ぴあアリーナMMで開催することが映像で発表されると、会場は大きな拍手が。
チーム8を代表して本田仁美は「皆さんとチーム8最後の日をすてきな1日にできるように頑張ります!楽しい時間を過ごしましょう!」と呼び掛ける。向井地美音は今年を振り返り「この1年間は、17期生が加入したり、新番組が始まったり、武道館コンサートがあってゆきりん(柏木由紀)さんがプロデュースしてくださったり、新チームも始動したりだとか、いろんなメンバーが輝く場所があったことが本当にすてきだったと思います。来年も今のAKB48をいろんな方に好きになっていただけるように、もっともっと応援していただけるように頑張りますので、18年目もAKB48の応援をよろしくお願いします!」とあいさつ。最後は、最優秀MVPの佐藤綺星ら21名で「桜の花びらたち」を歌唱し、2023年に向けて大きな期待感を膨らませた「AKB48劇場17周年特別記念公演」は幕を閉じた。