R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
Creepy NutsのR-指定が日本語ラップ愛を語り尽くす『Rの異常な愛情』。単行本第二弾の刊行も控えているので、アルバム制作が佳境極まる彼に今回も本編とは違う雑談を、と思いきや……。最近どハマリしているらしいスチャダラパーの話が始まったので、ゆるやかに“大ネタ”使いの新章スタートの兆しです!
「SDPとしての自意識」
R-指定 こないだちょっと体調を崩しちゃったんですけど、そのとき、めっちゃスチャダラパーを聴いてたんですよ。
――具合が悪いときにフィットする音楽だったと。
R-指定 解釈に悪意があるわ(笑)。でも、スチャの楽曲も、めちゃくちゃテクニカルなのに聴きやすくて疲れない、ビートは渋い、しかも内容も面白いっていうことに、改めて新鮮に感動しましたね。ほんとに『スチャダラ大作戦』から聴き直して。
――1990年5月リリースのインディでのデビューアルバムだね。32年前のアルバムだ……。
R-指定 メジャーデビュー作の『タワーリングナンセンス』(91年)はその翌年に出てるんですね。そして、もうその時点で自分たちが世間から思われてるイメージだったり、受け止められ方に対してかなり分析的に考えて、楽曲に落とし込んでるんですよね。
――特に“タワーリングナンセンス”は、ゾッとするぐらい自分たちへの評価に対してシニカルに分析してる。
R-指定 「スチャダラっぽく頼みますよ」「それってスチャダラっぽくなくない」みたいに言われることに対して、かなり明確にアンサーしてて。そういう発想の曲は、俺らもあの曲ほど明確ではないけど、前作『Case』や最近の作品では考えてることでもあったんで「うわっ、先やってたやん!」と同時に、「そりゃそうか……」みたいな。
――あのアルバムには、インタビューに対してずっとキレてるっていう曲があって。
R-指定 “ROCK!ロック雑誌”。
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