SKE48須田亜香里「4年分の自分がここにある」中日新聞での連載が書籍化
――今回、書籍化に当たり説明文の追加もあるということですが?
須田亜香里:それぞれの章で、お仕事に関して書いている章と、パラリンピックの特約記者をやらせていただいた時の話がまとまっている章と、それ以外の日常だったり、ゆるい話からちょっと濃い話までいろいろしてる章の3種類に分かれてんですね。それぞれ3種類の説明文を新たに追加しました。そこから先の章につながる文章を書いています。1個目だと章のタイトルが「アイドルを歩いてく」という章なんですけど。それに関する文章を書いていたりします。これも卒業発表する数日前に書き終えたものなので、自分の中ではアイドル人生を振り返りながら“まとめ”のつもりで書いた1ページ目…最初の1ページ目の文章があるんですけど、今までのアイドル人生を振り返りながら書いています。
パラリンピックのページは、てくてくパラリンピックという章の名前なんですけど。些細な日常のこれで悩んでる人ってたくさんいると思うんですけど、会話の中で、相手の方が知らない内容で盛り上がってたりとか、知らない言葉を話した時に、なんとなく笑ってやり過ごしたりとか、知ってるふりしてやり過ごしちゃうことってあるじゃないですか。私も場の空気を崩しちゃいけないと思って、そう思うタイプだったんですけど、それが変わった…どう変わったか。
記者のお仕事を通して気付けた…そういう時どうすべきかというのに、すごく自分の中で気付いて、人生の中でも大きく人間関係とか、対人関係の悩みが一つ減ったことが、章のアタマに書いてあったりとか。そこはすごく私はお気に入りですね。本編をしっかり読みたいと、皆さん思うところかもしれないんですけど、意外とこの章タイトルの部分が、4年間の中で一番新しく文章を書いてる部分なので、一番おニューな私が書いてる部分ですので、見逃さずに見てほしいなと思います。あとがきもすごく気持ちを込めて書いたので、ぜひ読んでいただきたいです。