SKE48江籠裕奈、アイドルに憧れ ついにたどり着いたひとりだけの世界
「えご天」の愛称でおなじみの江籠裕奈が、待望の初ソロシングル『君が大好き、みたいなんです』をリリース! カップリング曲『夢現』では自らが作詞をするなど、思い描いたアイドル像を形にすることを目指した彼女が、ソロデビューまでの道のりについて語ってくれました。
果てしない王道
――ソロデビュー、おめでとうございます! きっときなこ(江籠家の愛犬)ちゃんも喜んでいますよ。
江籠裕奈 喜んでますね~。毎日おしゃべりしてるので。今日も「東京に行ってくるね」って。今頃、家でお留守番してます。
――何歳でしたっけ?
江籠裕奈 1歳です。11月で2歳です。
――犬にとって夏は大敵ですよね。
江籠裕奈 電気代が……(汗)。エアコンつけっぱなしにしないといけないので。
――ウチの主人がソロデビューするなんて、きなちゃんも鼻が高いでしょうね。
江籠裕奈 この曲、きなちゃんはいちはやく聴いてますからね。歌詞を書いてる頃から。
――ソロデビューすることになってご主人はどうだったんですか?
江籠裕奈 目標に掲げていたわけではないし、「ソロデビューするからね」ってスタッフさんにハッキリ言われたわけじゃないんです。ソロでライブをするにあたって、「もうちょっとソロ曲があったほうがいいよね」という話をしていて、そこから一気にシングルを出す話になって。ビックリですし、私が一番追いついていないと思います。追いついてなさすぎて、逆に冷静かも(笑)。
――48グループにはソロデビューしてきたメンバーが何人もいますよね。渡辺麻友さんとか板野友美さんとか山本彩さんとか。どういう目で見ていましたか?
江籠裕奈 すごいなぁって。
――全然一致しないんですかね。そのラインナップに自分の名前があることが。
江籠裕奈 全然してないです(笑)。
――公演やコンサートで、ソロで歌う機会って今まででどれくらいありました?
江籠裕奈 最近はなかったです。一人で歌うのが嫌だったんです。ファンの方のリクエストで出演できるライブがあって、その上位メンバーはソロで歌えますという企画があって、ファンの方は観たいと思って投票するじゃないですか。私は緊張するからそれが嫌で。
――緊張するのが嫌なんですね。
江籠裕奈 それもあったし、初めてソロでバラード(『キンモクセイ』)を歌った時に、歌詞が飛ぶかもしれないという緊張で(高柳)明音ちゃんに「無理だよー! もう一生一人でバラードなんて歌わない!」って言っていて。そんなこと言ってた人がソロライブをして、ソロでシングルを出すことになったわけで……人間って変わるんですね(笑)。
――ソロライブでは緊張しないんですか?
江籠裕奈 緊張はします。でも、自分のファンの方しかいないですから。SKE48全体のライブで歌うのは違いますよね。ファンの方じゃなければ、それなりに厳しい目で見る人もいるだろうから。
――ソロライブは過去3回開催しましたが、ソロで歌うことに対しての気持ちは変わってきましたか?
江籠裕奈 初回(昨年3月)は、「これが成功しなかったら次はない」と思ったから、自分ができることをすべて詰め込みました。でも、次は「これが続くとしたらテーマを作らないと意味がない」と思うようになって、2回目(同年11月)以降はテーマを作っています。
――2回目のテーマは?
江籠裕奈 本当は夏に開催予定だったんですけど、それが嬉しかったんです。夏は好きじゃないけど(笑)。タイトルも「なつのゆめ。」にしたし。だから、夏曲をいっぱい入れました。本編の最後までSKE48の曲はやらないことにもこだわりました。だって、SKE48の曲を入れたら絶対盛り上がるのがわかってるから。そこまで焦らしました(笑)。
――性格が出ますね(笑)。今年6月の3回目のテーマは?
江籠裕奈 どうしようかなと考えていた時、ソロの活動をし始めた頃、スタッフさんに言われたことを思い出したんです。「グループではできない、ソロだからできることをやっていいんだよ」って。そこで思い出したのが渡辺麻友さんです。意識したわけじゃないけど、麻友さんの曲を多く入れようと思いました。私がアイドルを意識したのはAKB48さんであり、まゆゆだったので。
――小学校時代に憧れたアイドル像がまゆゆだった。
江籠裕奈 一番王道じゃないですか。自分がその道を歩けているかわからないけど、小学生だった自分がなりたかった女の子像っていう感じです。当時はアイドルになりたいと思っていたわけじゃないけど、「本当にいるのかな?」って思わせてくれる存在ですね。テレビに出ているから実在しているんだろうけど、まゆゆのハーフツインはすごかったですよ。「まゆゆといえばコレ!」っていう。
――他のアイドルからもたまに聞きますが、まゆゆが与えた影響って大きいんですね。神7の王道アイドル担当でしたし。
江籠裕奈 髪型を真似はしなかったけど、憧れていました。その何年か後に自分がアイドルになるなんて思ってもいなかったです。
――インタビューの続き、アザーカットは発売中の「BUBKA9月号」で!
取材・文/犬飼華
江籠裕奈=えご・ゆうな|2000年3月29日、愛知県出身。SKE48・チームKⅡ所属。ひとたび踊れば一瞬でファンのハートを5人抜きし、神の手を使ってゴールを量産するディえごマラドーナ。球技はちょっぴり苦手。得意技は落ちサビプレゼント。愛称は「えごちゃん」。
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