SKE48 Team S「愛を君に、愛を僕に」公演初日までの激動の日々密着レポート
躓いた先で
翌日、SKE48劇場でこの公演の曲を初めて踊ることになった。「小屋入り」というやつだ。明日はゲネプロ。その前に仕上げ作業を行うのが目的だ。セリの確認、動線の最終確認、着替えのスピード、カメラ、照明、音響、メイク……。そういったことも曲ごとにチェックしていく。衣装はまだすべてが揃っていたわけではなく、メンバーはその時点で完成していた衣装に袖を通して、踊った。
舞台監督として招聘されたのは、AKB48の劇場デビューから関わっている方で、SKE48の劇場公演の仕上げに呼ばれることもしばしばあり、チームKⅡの「最終ベルが鳴る」公演の仕上げは、リーダー(当時)・大場美奈の意向でこの人物に一任されている(「重ねた足跡」公演は別の監督が担当)。劇場公演の匠と呼ぶべき手腕を発揮してきた。公演をまとめ上げることが仕事だが、メンバーへのアドバイスも的確で、デビュー当初、まだ猫をかぶっていた大島優子に「本当の自分を出せ」とアドバイスを送り、その後の活躍につながるキャラクターを引き出したのは彼である。
つまり、この公演は劇場公演を作る裏方のオールスターが集ったわけで、メンバーとしては失敗が許されない状況が整っていた。
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取材・文/犬飼華
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