乃木坂46齋藤飛鳥、“インプット”へのこだわり「周りの意見を受け入れていくことがいかに大切か」
――齋藤さんのポテンシャルを広く世間に知ってもらう意味でも、ああいうチャレンジングな音楽のお仕事は続けていってほしいですね。
齋藤飛鳥 うん、やっていきたいですね。本当に、あのお仕事は私のなかで美しい記憶として大きな存在になってるんですよ。
――こうした齋藤さんの音楽好きはご家族の影響もあるのでしょうか?
齋藤飛鳥 兄が聴いていたものをよく真似して聴いていました。さっき話に出たエヴァネッセンスなんかは兄の影響だと思います。父がすごく音楽が好きで、休日の午前中は家のなかで大音量で自分の好きな音楽を流していたんですよ。その父の習慣を兄が受け継いで大音量で自分の好きな音楽をかけていたから、それを聴いて私も同じような音楽を好きになっていったところはありますね。
――続いては映画についてお話を聞かせてください。
齋藤飛鳥 最近はハッピーエンドなもの以外だったらなんでも。
――フフフフフ、おもしろいですね。
齋藤飛鳥 ハッピーエンドな映画はあんまり。少なくともハッピーエンドだってわかっていて観ることはないですね。
――ベタベタなラブコメディなんかは観ないわけですね。
齋藤飛鳥 観ないです(笑)。でも、いま世間でどんなものが流行ってるのかを知るためにチェックすることはあります。
――ハッピーエンドの映画を避けている理由を教えてください。
齋藤飛鳥 リアリティがないというか、どうしても嘘くさいなって思っちゃうんです。
――最近好きで観ている映画の傾向はありますか?
齋藤飛鳥 多いのはミステリーですね。なぜか親の話、病気の話が多いです。石井裕也監督や沖田修一監督の映画は結構好きかもしれない。あとはなんだろう……これはちょっと前の映画になりますけど、三億円事件を題材にした『初恋』とか好きですね。
――邦画を観ることが多いんでしょうか?
齋藤飛鳥 洋画も観ますよ。最近の洋画では『無実の投獄』が良かったです。これは実話ベースだからすごくリアルで本当に苦しくなってくる。
――やっぱり救いのない映画、重厚なテーマの映画が好きなんですね。
齋藤飛鳥 そうですね。あと、いまパッと思い浮かぶものでは『メメント』とかも好きです。