<SKE48須田亜香里メモリアル>「もし私がOLだったら?」ハッピー&セクシーなあかりん登場
――自分の持つアイドル像として、最も強いアイデンティティが、ライブではなく握手会にあるわけですね。
須田亜香里 もちろんパフォーマンスで手を抜いたことはたったの一度もないし、見てほしい気持ちも強いし、そこを好きって言ってもらえるのはすごく嬉しい。でも、握手会も原点だし、なにより私が元気をもらえるので(笑)。
――自分のやりたいことがないと言っていましたが、ダンスと最近始めたギターは続けたいとか。
須田亜香里 まずクラシックバレエは、13年間も家計を火の車にしながら続けさせてもらったので、辞めたことを親不孝だと思ってます。SKE48に入って、その土台があったから助かったけど、何かしら続けていきたいとは思ってます。
――もう十分に元はとった気もしますが、まだ気が収まらないと。
須田亜香里 そうですね。いま考えてみたら、やっぱり自分のためにも続けたい気持ちがあるかも。歌って踊って、目線を配るのは、無理をしてる自覚があって。バレエをやってたときって女王様気質で、自分が一番だと思ってたし、そう思えるまで練習してたんですね。だから「足を90度の角度で合わせましょう」って言われても、なんで私より足が上がらない人たちに合わせないといけないの? って思ってたくらい(笑)。SKE48に入ってからは人のためにパフォーマンスをするようになって、喜んでもらえたのは素敵な体験だったけど、自分が自分でいられるのは、踊り続けているときだから。自分を見失わないためにも、SKE48を卒業したあとも、踊り続けたいです。
――その話を聞くと、将来的にはダンスの単独公演なども期待したいです。
須田亜香里 もしやるとしたら、コンテンポラリー、バレエ、SKE48で培った経験を活かして、歌わずにダンスだけをやりたい。ちゃんと作り込むけど、客席に媚びないダンスをしたいです。私と目が合わなくても、こちらが発し続けたメッセージで満足してもらえるパフォーマンスができるようになりたいです。
――全国のバレエコンクールで上位入賞の経験もありつつ、アイドルとして顔と名前が売れている須田さんだからこそできることですね。
須田亜香里 いつかたくさんの人に見てもらいたい気持ちが生まれたら考えるけど、しばらくは趣味程度でいいです。誰にも媚びない自分を忘れずにいたい。そのためだけに踊ってみたいと思います。みんな、私が媚びてる姿を見慣れてると思うけど、それは愛されたくてそうなっただけで、もともとは媚びない人間だったので。
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取材・文/森ユースケ
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須田亜香里=すだ・あかり|1991年10月31日生まれ、愛知県出身。SKE48・チームEリーダー。ダ~ス~・ツ~モ~でここで一発引き当てる打姫アカリンセス。身体も対応も柔軟すぎてほとんどの仕事を引き受けるため、この前は洗車機に洗われた。愛称は「あかりん」「だーすー」。