作編曲家・Rillsoul「ブラックミュージックの入り口になるような音楽を作りたい」

――あそこまでよれたビートをアイドルポップスに導入した人は後にも先にもいないと思います。

Rillsoul ありがとうございます(笑)。でも、日本ではあまり受け入れられなくて。逆にグラミーアーティストのウィル・ダウニングという人がアメリカの自分のラジオでかけてくれたりして。

――へー!

Rillsoul フィラデルフィアの友達から連絡があって。ウィル・ダウニングが『WestPhilly』をかけてくれてるで、と。それは嬉しかったですね。

――同じくフィラデルフィアをテーマにした『Rittenhouse Square』も『West Philly』に近いアプローチの本格的なソウルでした。ですが、のちにRillsoulさん自身がプロデュースしたYORUWAKOREKARA(以下ヨルコレ)の音楽性はまた少し違うのかなと思うんです。それまでの期間に考え方や作ってみたいものの変化があったのでしょうか。

Rillsoul その間にHALLCAがあるんですけど、初期はEspeciaの名残りがまだあって、途中からは好き勝手やっていた反動がきたというか。さっき言ったように、Schtein&LongerやPellyColoがいたからコアにいけたんですけど、HALLCAでは自分もメインになってきたので、コアすぎるのもなぁと思うようになって、ちょっとずつキャッチーな方向にシフトしていきました。それは現在進行形でそうです。

――HALLCAさんのソロでは手掛ける曲数も増えたことで、様々な曲を作るようになったという背景がある。

Rillsoul たしかにそれもあります。あとは純粋にHALLCAに売れてほしい(笑)。自分も海外の最新の曲を勉強したりして、そういう音作りを採り入れたりしていったのがHALLCAの作品です。で、もっともっとわかりやすい、ブラックミュージックの入り口になるような音楽を作りたいなと思って始めたのがヨルコレなんです。

――コアに傾き過ぎると広く聴かれなくなるというのはEspeciaの頃から感じていたことだったりしますか?

Rillsoul 当時はそれでもよしという考えだったんです。売れなくてもいい、くらいの。それよりも好きな音楽を表現したいという考えでした。ただ、それは青臭さが抜けてないというか、僕の音楽はそこまで認知されているわけではないので、やっぱりもうちょっとわかりやすいほうがいいのかなと。大人になったのかもしれないですね。

――記事の続きは発売中の「BUBKA6月号」で!

取材・文/南波一海

Rillsoul=リルソウル|Blackstone Village主宰。アメリカ留学から帰国後、つばさミュージックスクールににてボーカリストの育成に携わる。楽曲提供と並行し、Blackstone Villageとしても楽曲制作を行っている。

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