2022-05-05 11:00

なんてったってキヨハラ第21回「野球がホンマに好きやから」

「BUBKA6月号」連載・なんてったってキヨハラ第21回より
「BUBKA6月号」連載・なんてったってキヨハラ第21回より

1995(平成7)年6月、『週刊少年ジャンプ』ではついに『ドラゴンボール』の連載が終了して、『スラムダンク』もクライマックスの山王戦に突入。同じ頃、物心ついたときからのジャンプ派から『はじめの一歩』や『シュート!』の少年マガジンに浮気する少年も多かった。当時、俺はじっちゃんの名にかけてお気に入りのレズビデオを買いに月イチで上京する埼玉の田舎町のノーマルな高校1年生を真面目な顔で演じていたが、ある冬の教室、『BOYS BE…』のコミックスを教科書に隠して読んでいたら、深刻そうな顔をして教師はこう言ったのだった。

「関西の地震が大変なことになっているみたいだ」
 
95年1月17日、3限目の授業が始まる前の出来事である。阪神大震災の被害の大きさは当初、関東には正確に伝わっていなかったのだ。さらにその春の3月20日、学期末の球技大会という恐ろしく緊張感のない行事の最中、昼飯を買いにいったパン屋の熟女店員さんから「東京で大変な事件があったみたいよ」と教えられた。地下鉄サリン事件が起きたのである。スマホどころか携帯電話のiモードやEZwebも存在しない90年代中盤、一度登校すると外の世界の情報は全く入ってこない。ある意味、学校は閉鎖空間だった。

「BUBKA6月号」コラムパック
「BUBKA6月号」コラムパック

Amazon Kindle

楽天Kobo

Apple Books(Mac または iOS デバイスのみ)

Google Play

紀伊國屋Kinoppy

BOOK☆WALKER

honto

セブンネットショッピング

DMM

ebookjapan

ブックパス

Reader Store

COCORO BOOKS

コミックシーモア

ブックライブ

dブック

ヨドバシ.com

その他、電子書籍サイトにて配信!

Twitterでシェア

BUBKA RANKING11:30更新

  1. 乃木坂46寺田蘭世さん「清々しい気持ちでいっぱい」後輩たちに残したもの
  2. 宮戸優光「前田さんとの関係が、第三者の焚きつけのようなかたちで壊されてしまったのは、悲しいことですよ」【UWF】
  3. R-指定(Creepy Nuts)が語るスチャダラパーの時代
  4. 「舞台俳優」中村麗乃23歳の大願成就!乃木坂46の看板を背負い、憧れ続けた「あの人」が演じたヒロインへの道
  5. 乃木坂46星野みなみ「こっちもスッキリしたし飛鳥が言ってくれて良かった」
  6. “天真爛漫なプリンセス”掛橋沙耶香さん、6年間本当にお疲れさまでした
  7. 船木誠勝「ガチンコでやれば八百長って言われなくなる 単純にそう思ってましたね」【UWF】
  8. 田村潔司「解析UWF」第13回…リングスのエースの座を継承するに至るまで
  9. 【BUBKA12月号】吉田豪インタビュー 証言モーヲタ~彼らが熱く狂っていた時代~vol.18 吉泉知彦(古泉智浩)
  10. 掟ポルシェ「まさのりさんは、50歳なのに『はじめてのおつかい』に出てくる幼児を見てるみたい」
  1. 櫻坂46『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』ZOZOマリンスタジアム史上最高動員数を記録
  2. 乃木坂46賀喜遥香の表紙カット解禁!流木に座る姿が印象的な1枚
  3. 櫻坂46・4th YEAR ANNIVERSARY LIVE完遂!山﨑天「推していて損はさせない」
  4. 乃木坂46五百城茉央、萌え袖&美脚の破壊力…1st写真集より先行カット到着
  5. 日向坂46松田好花のラジオが聴取率V4!“ああ言えば松田”で局の「偉い人」にも噛みつく“名物”クレーマー松田も復活‼
  6. 選抜の噛ませ犬じゃない!乃木坂46最新アンダーライブ極私的過剰考察「私、アンダーメンバーの味方です」
  7. 「おいBUBKA編集部、“名物”クレーマー松田ってどういうことだ!」日向坂46松田好花、真夜中の怒りとクレーマーとしてのホコリ!?
  8. 響き渡る“乃木坂46”&“葉月”コール!向井葉月から奥田いろはへ、涙の抱擁と共に受け継がれる「乃木坂らしさ」
  9. 日向坂46 の逆襲が始まる東京ドーム公演に注目せよ!明暗分かれた『紅白』出場者から考える坂道3グループの現在地
  10. 元レースクイーン川村那月、お嬢様風役衣装公開に反響「プリンセスみたい」「ポニーテールお似合い」