AKB48本田仁美、“GANMIダンス”に手応え「みんなで練習を頑張ってきた成果を出せたのかな」
藤本実監督コメント
「根も葉もRumor」で女子高生たちがダンスの日本大会で優勝して、次は日本代表として世界大会に出演するというコンセプトから今作をイメージしました。今回のMVの話をいただいて、何か新しいプロダクトを取り入れたいと思い、MV中に登場する巨大なモノリスの造形物以外は、今回のMVのために新規開発をしました。バッテリー型の無線ワイヤレスムービングライトを20基、LEDポールを40本、そして間奏で出てくるWAVING LED RIBBON(光るLEDのリボン)だったりです。
舞台セットは動かないもので、“演者の後ろにあるもの”という概念を壊したいなって思っていて。アーティストと空間が一体化するというテーマを今回やってみよう!と。リボンパフォーマーがもう顔の傍まで来ていたり、ムービングライトを無線化することで、ダンスフロア内にも配置が可能になり、メンバーと一体化した光線が一緒に踊ったり、LEDポールがどんどん形を変えながら、メンバーの右腕と左腕の手振りを模して一緒にダンスする等、アーティストを主軸におきながらも空間をずっと拡張し続けるMVです。
自分はこれまで、ライブパフォーマンスの演出ばかりやってきたものですから、AKB48の皆さんが劇場公演のような生の現場を大切にしている、という共通点があって、今回のMVは1つのショーをずっと観てるというイメージで制作しています。ファンの皆さんにも喜んでいただきたいですし、世界中のダンスやパフォーマンスが好きな方々にも届けたい、そのどちらも両立できていたらいいですね。
振付のGANMIのSotaさんとは「GANMIが世界一を獲ったときのように、今回はAKB48で世界一を獲るコンテストだと思って振付を作ろう」という話をさせていただいて、SNS上ではお互いに知ってはいたんですけど、初めてのお仕事でともに共鳴し合えてよかったです。パフォーマンスをずっと見る心地良さ、何度見てもいろんな発見があると思うので、何度も見てほしいなと思う作品です。ここまで情熱を注ぎ込むことはしばらく無いと思います(笑)。