唯一無二の存在・田中みな実、“あざとい論争”に真っ向から反論も…撃沈
この日のゲストはハライチの2人。まず田中みな実が、「あざとい人間を斜に構えて見てそうだな」「コロっていっちゃってる男の人すらもバカにしてますよね?」とジャブをかます。これに対して黙っているような岩井勇気ではない。「バカにしてないですよ!」と反論する。
ここで山里亮太が「岩井から見て田中みな実はどうなの?」と禁断の質問を投げかける。
「それ(あざとさ)を武器だと思ってまっしぐらに出せるのって同性から批判される可能性があるじゃないですか。それより男性に好かれるメリットの方が大きいんだろうなっていう」
とジャブで応戦した。しかし、ひるむような田中みな実ではない。
「あざとさを履き違えてらっしゃる。一昔前の固定概念に縛られている」
と真顔で反論。番組的にはこういった論戦を期待してハライチを呼んだのだろうから、これでいい。
しかし、この後である。田中みな実が放ったストレートがすごすぎた。
「私が今どれだけ女性から支持があるか知ってますか?」
こんなセリフが口から出てくるとは、すさまじいまでの自信だ。しかも、真顔だった。さらには、言い終わった後、カメラ目線になっていた。飛ぶ鳥を落とす勢いの田中みな実からこれくらいの言葉が飛び出すことに驚いてはいけないのだろうか? もしかして毎週レベルでこのレベルの発言が飛び交っているのか?
隣にいる弘中アナも「言わせないでくださいよ、ウチのみな実に!」と合の手を入れていたし、山里も「そうですよ! 俺たちに言わせて」と田中みな実のキャラを肯定した発言をしていた。この番組では田中みな実を止める者がいないのだ。主役は田中みな実。それが大前提でスタートした番組なのだろう。田中みな実はすっかり空気を支配している。
ところが、岩井はさらに切り返す。
「でも、だんだん人気なくなってきてますよね」
これにはさすがの田中みな実も「痛いとこ突かれました~」と白旗を上げる。口では芸人に敵うわけはない。岩井に引く気はないと感じた田中みな実が自ら“寝た”。ここでバラエティーとしての着地を見たが、両者の価値観は平行線をたどったままだった。
両者のバトルが行われる回だけはこの番組を録画するつもりだ。
文●堀越日出夫