SKE48大場美奈、自分色に染めた卒業コンサート!3日間4公演124曲完全燃焼
息も絶え絶えにZeppへと到着すると、4曲が終わり、映像が流れているところだった。卒業生の古川愛李がメッセージを送っていた。それが終わると、卒業生の高柳明音がやたら元気に登場。ブランクを微塵も感じさせずに『兆し』を現役メンバーと踊った。
次の曲は内山命が登場。すでに一般人だというが、大場とは昵懇の間柄。事前に卒業を打ち明けてもいる。チームKⅡ曲『今夜はJoin us!』をこれも現役と歌い上げた。
その次は、去年、SKE48を卒業し、ゼストの社員として働いている竹内彩姫が登場。選抜総選挙で竹内が31位にランクインして与えられた『伝説の魚』を、やはり現役と歌った。
OGの松村香織が『マツムラブ!』をソロで歌い、時間をつなぐと、『意外にマンゴー』のイントロが流れる。まさか……という雰囲気に場内がざわつくと、そのまさかが起きた。卒業して3年。この曲のセンターだった小畑優奈が帰って来たのだ。卒業してからステージに上がるのは初めてのことだ。
OGが5人連続で乱れ打ちされた。昼の部が終わり、大場と話す時間が少しだけあった。「夜の部は絶対文句言わせないから!」と自信満々にしていた理由はこれだった。
その後、かつてのKⅡがそうしていたように、OGは普通に現役に混ざって踊り続けた。通常の場合、卒業生は1曲だけ登場してハケるものだが、大場はそうしなかった。ファンの記憶をそのまま再現し、何らかの感情を芽生えさせようとした。
大場は2015年からKⅡのリーダーを務めてきた。丸7年もチームの中心であり続けた。その7年間の、もっといえば、AKB48とSKE48の兼任がスタートした2013年からの答え合わせのようなゲストであり、セットリストだった。