音楽プロデューサー・石田ショーキチ「合唱ってすごく胸を打つんですよ。それで、合唱をやらせるしかないなと(笑)」

貧困に対する音楽論

――そこから2ndアルバム『オリオン座流星群』に至る音楽性の変化はかなり大きなものだったと思うのですが、どんなきっかけだったのでしょう。

石田ショーキチ 2019年の『銀河ステーション』というシングルだったと思います。その布石として、2017年に出した1stアルバムのときに、盛岡のPLASTIC GIRL IN CLOSETというバンドの高橋祐二と僕とで『Satellite watch ~衛星軌道の財宝探査~』という曲を作って。宇宙飛行士のゴードン・クーパーという人が遺した地図の話を元にこの曲を書いたんです。それをメンバーがことのほか喜んで。それと、声優の麻生夏子さんに書いた『ICE NINE』という曲があって、それはSF小説の『猫のゆりかご』をモチーフにしているんですけど、うちのメンバーにカヴァーさせたら喜びまして。彼女たちは「カッコいい曲をください」と言うんですけど、語彙が足りなくてなにがカッコいいのかわからなかったんですよ(笑)。でも読み解いてくと、SF要素が入った曲が自分たちに合うと言いたかったんだと後年になって判明するんです。

取材・文/南波一海

――記事の続きは、発売中の「BUBKA5月号」で!

石田ショーキチ|4月12日生まれ、静岡県出身。ミュージシャン、音楽プロデューサー。Spiral Life、MOTORWORKSなどのバンド活動を経て、現在はソロ及びニューインディアンデスロックで音楽活動をする傍ら、音楽プロデュース業も行っている。

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