乃木坂46山下美月「私がずっと追い続けているアイドル像は大島優子さんとチームKの姿」
欅の影響
――今日の山下さんすごいですね。いつも以上に熱いです…。
山下美月 でも、正直言うと、先輩たちは絶対に超えられない……って思ったりもします。だから塗り替えていくしかないかな。
――超えるのではなく、塗り替えていく。
山下美月 乃木坂46らしさっていうのは、先輩方が何もない所から作り上げてきたものじゃないですか。だから私もあんまり乃木坂46らしさっていうのを意識しなくなりたいなって思います。そればかりを意識してたら私たちは乃木坂46らしさなんて身に着けられないし、これから先を作っていけないから、一度ちゃんと忘れたいんです。
――山下さんは欅坂46の「全国ツアー2017FINAL!」を観覧されていましたよね。あのライブをど「う観ていましたか?
山下美月 とにかくかっこよかったです。ライブの構成も曲のイメージも衣装も全部、乃木坂46と違いますよね。乃木坂46を意識していないからこそ、あれだけ活躍できるんだろうなって思いました。真似をしていても超えられるわけじゃないっていうのは、あのライブでさらに感じたんです。
――まさに乃木坂46のカウンターになっていますよね。違う価値観をファンに提示しているというか。
山下美月 欅坂46さんって革命じゃないですか。アイドル界で普通だと思われてることをしないで、ちょっとはずれたことをしてるから新しいものを生み出せているんですよね。乃木坂46もAKB48さんとちょっと違う道に行ったから、乃木坂46らしさが生まれて今に至るわけじゃないですか。だから自分自身で違う面白い道を見つけることが大事なんだと思います。
――実はずっと興味があったんですよ。あの欅坂46のライブを観て、山下さんがどう思ったのかを。
山下美月 そうなんですね(笑)。アイドルって面白くなきゃダメですよね。お笑いという意味ではなく。欅坂46さんは観てる人を飽きさせない面白さがあると思うんですよ。それに自分が面白いと思っていることって、きっとファンの方から見ても面白いはずなんですよね。そういう意味でもあれこれ考えすぎずに、自分たちがやりたいことを貫くっていうことは大切だと、あのライブを観て思いました。