乃木坂46山下美月「私がずっと追い続けているアイドル像は大島優子さんとチームKの姿」
12歳の自分
――「アイドルをやっていることが好き」な山下さんにとって、東京ドームのステージにアイドルとして立てるのは最高に幸せなことだったんじゃないですか?
山下美月 実は私、AKB48の前田敦子さんの卒業コンサートを観に行っているんですよ。東京ドームに。そのときに二階席の上手側の前から3列目に座っていたんですけど、『ダンケシェーン」とか「ハウス!」とかでそっち方面行った時に、あの辺りで観てたなぁ~と思い出して。当時の私はその席で推しメンであり、憧れである、大島優子さんと目が合った気が一瞬したんですけど、やっぱりこんな後ろの席だし向こうからは見えてないんだろうなとか、思っていたんです。でも、自分がステージに立ったら、ちゃんと自分が座っていた席の方の顔が見えたんです。それで、あの時の大島優子さんも私の事ちゃんと見えてたのかもって思って、5年前の12歳だった時の私と今の私が繋がったような気がしました。その時に、あらためてファンの方一人一人の事を大切にするのもそうだし、ライブでああやって大きい所でやらせていただいたことを普通だと思わずに、一番後ろの席の方まで楽しんでいただきたいって気持ちももっと芽生えました。
――素晴らしい話ですね。
山下美月 だから、アイドルファンからアイドルになったことが、今はすごい楽しいんです。そして、芽生えた夢がスーパーキラキラアイドル。なんか本当にバカみたいな夢なんですよね(笑)。
――いやいや、美しい夢じゃないですか!
山下美月 私は乃木坂46が好きでアイドルやってること自体が幸せだから……。
――ということは、これからはスーパーキラキラアイドルになるための戦いだと思います。そのために乃木坂46でどんなことをしていきたいですか?
山下美月 さっきも言ったように、私は大島優子さんが好きなんですよ。今でも昔、集めていた生写真を見たりするぐらい。昔はどんな辛いことがあってもチームKさんの公演のDVDを学校から帰ってきて観たら超元気が出たんです。そういう力を持った大島優子さんのような人って、アイドルを辞めてからもそこで終わりじゃなくてこれから先も、ずっと記憶に残るんですよ。だから私も、いつか乃木坂を卒業した後も、私の事を応援してくださる方を幸せにできるような存在になれたらなと思います。