乃木坂46田村真佑「私の目標は、自分がいるだけでみんなが明るくなれる人になること」
――自己肯定感というやつですよね。田村さんはどうですか? 自己肯定感は。
田村真佑 ファンの方からすると、ポジティブに見えると思うんです。「何も考えてなさそう」って思われることもあるんですけど(笑)。でも、実際の私は、夜寝る前にその日のことを思い返して、「あー、今日はあれがダメだったな」とか「また同じ失敗しちゃったな」ってガックリすることが結構あります。
――何も考えてなさそうな人こそ、考えているものですよね。
田村真佑 そうなんです。皆さんにそれはわかってほしいです(笑)。
――今日はどんなことを思い出しそうですかね?
田村真佑 さっき、旅館の階段で転んで、お尻を強く打ったことですね(笑)。でも、アイドルとしては、明るい人だと思われることはすごくいいことだと思います。私の目標は、自分がいるだけでみんなが明るくなれる人になることなので。
――小さい頃から明るく見られていたんですか?
田村真佑 いや、乃木坂46に入ってからです。昔は人見知りで、人前に出るのがすごく苦手でした。授業中に指されても、緊張で手が震えるくらいでした。赤面症だったんです。身内だけの会話さえも怖がっていました。でも、乃木坂
46に入ったら、大勢の方の前に立たないといけないじゃないですか。その環境のおかげで、いつからか人前が嫌じゃなくなったし、むしろ「今、これをしゃべりたい!」って思うようになりました。
――恥ずかしかったことが、今では快感になっていたり?
田村真佑 そうですね。自分が話したことで笑ってもらえると、「あっ、今の話、面白かったんだ」って思えるじゃないですか。そんな反応をいただけるようになって、人前を怖がらなくなりました。