声優・前田佳織里「ちょっと目が眠そう」1st写真集表紙撮影の舞台裏を明かす
声優の前田佳織里が、初の写真集「前田佳織里 1st写真集 おとなのかおり」(秋田書店)を発売。リリース記念イベントに出席した前田が囲み取材に応じ、作品の見どころなどを語った。
写真集発売が決まった当時の心境について前田は「自分が写真集? 普段、声優というお仕事をやっておりまして、もちろん表に出るお仕事もたくさんやらせていただいているんですけど、写真集は役とか演じるとかとは真逆で、自分自身を出すことなので、『前田佳織里って、そういえば何なんだろう?』『どうしたら自分の良さをお伝えできるんだろう』みたいなことをすごく考えました。でもやっぱり素直に『写真集を出してほしい』というファンの方の声もすごく多かったので、夢がかなうというか、本当にうれしかったです」と丁寧に語り掛けた。
また撮影のエピソードも披露した前田。「“島ロケ”では、大島と江の島に行ったんですけど、お気に入りに挙げた砂浜のカットが大島の砂浜で、海のロケーションですごく絶景でした。泊まりがけで行きまして、早朝にスタッフさんがおにぎりを作ってくださって、みんなでテーブルを囲みながら温かいコーヒーと一緒にご飯を食べたりして…その時、実は5時起きだったんですけど(笑)、その5時起きの姿が表紙になっているあの前田佳織里なんです。ちょっと目が眠そうな、まさにリアルに撮っている表情になっております。ほぼスッピンということで、より日常生活を送っている、リアルな私を見せるカットになっています」と、撮影を振り返りつつ、表紙撮影の“舞台裏”も明かした。
「撮影に臨むに当たり、準備したことは?」の質問に、前田は「普段からライブとか常に入ってるので、ダンスレッスンとかしているので、体形をつくろうとかそういうことはやりませんでした。ただ、髪の毛の色を整えたり(笑)。こういうご時世というのもありますし、暇もなかなかなかったので、美容院に行かずに家で染めました(笑)。家染めは簡単にできるので、それをカットごとに変えて…撮影期間中にいろいろ髪の毛の色は細かくこだわった部分ではあります」と、およそ半年にわたる長期密着型撮影の利点を生かしたことを打ち明けた。
その一方で、撮影スケジュール自体はタイトだったり、1日まるまる撮影だったり苦労もあったそう。「砂浜のカットでは、当初、そんなに波は激しくなかったんですけど、撮ってたら急に高波になって、気が付いたら腰くらいまで浸かってたりして(笑)。スタッフさんも波から逃げてて、後でホテルで写真を見返していたら、写真集に載せられないくらい全力疾走で逃げている私の顔があって(笑)。これ逆にNG集みたいに出したいなと思ったくらい、魂を込めた1冊になっています(笑)」と、意外な角度から作品をアピールしていた。