作詞作曲家・IMAKISASA「『未確認中学生X』は、最初『なでしこサバイバー』というタイトルで〈水金地火木〉の歌詞から最終的に“宇宙”というテーマになった」<私立恵比寿中学の音楽のすべて>
――詞曲はどちらが先なんでしょう?
IMAKI メロディが先ですね。歌詞は、SFと女の子の日常の対比みたいな歌詞なんですけど、もともとはそういうテーマの歌詞ではなかったんです。最初は別の歌詞があったんですけど、宇宙というか、そういうテーマにしたいというリクエストをいただいた中で何度もやり取りがあって、最終的に発表された完成形に落ち着きました。
――じゃあ、コンペの段階では、違う内容の歌詞だったんですね。
IMAKI そうです。サビは今の形なんですけど、ストーリーとしては特別に宇宙感のある歌詞ではなくて。もとの歌詞は、普通の女子高生の日常っぽい歌詞というか。ただ、Aメロに〈水金地火木〉みたいな歌詞は最初からあって、そこから広がっていく形で、最終的に宇宙というテーマになったと思います。
――だとすると、タイトルも違った?
IMAKI 違いました。確か、『なでしこサバイバー』というタイトルだったと思います。
――それも、聴いてみたくなるタイトルですね。そんな紆余曲折を経て、完成した音源を聴かれた感想はいかがでしたか?
IMAKI ずっと聴いていたエビ中さんが、自分が作った曲を歌ってくださってるのがすっごくうれしかったのを覚えてます。歌い出しが廣田あいかさんだったと思うんですけど、私が普段聴いているエビ中の歌声がパッときて、ホントにエビ中さんが歌ってくれたんだっていう感動がまずありました。それと、誰が歌ってるかがはっきりわかる歌声の個性が素晴らしかったです。