プロ野球・高津臣吾、新庄剛志…2022年シーズン開幕直前緊急企画!監督たちのララバイ2022
12人の監督による火花散らす決戦前夜
令和の球場ドラマはサプライズの連続だった。昨季はヤクルトとオリックスで史上初の前年最下位チーム同士の日本シリーズが実現、ルーキーは歴史的な豊作年でニュースター候補が競演、ガチガチの大本命・工藤ホークスの失速にわっしょいベースボールの原巨人が思い切り撃沈……と海の向こうの二刀流MVP大谷翔平に負けじと大どんでんがえしで盛り上がったプロ野球界。いつの時代も野球は筋書きのない夜の連続ドラマ小説だ。
新型コロナウイルスの感染防止のため、東京ドームの客席からビールの売り子が姿を消し、客席エリア後方通路付近で待機して販売する新様式にももう慣れた。盛り上がった合コンが一次会で強制終了されちゃうみたいな9回打ち切りルールは、史上最多の年間102引き分けの怪記録をもたらしたが、2022年は延長12回制が3年ぶりに復活。例年以上に継投含めたベンチワークが運命を分けるだろう。
一方で、入国制限でいまだに新外国人選手の来日予定が立たず、昨季は家族と会えず途中退団して帰国する助っ人が続出。1軍の外国人選手登録枠も4人から5人に拡大する感染拡大防止特例は継続されるが、オフの補強策が機能するのかいまだ予断を許さない状況だ。ってことは、大金を投じて獲得した選手もいつ合流できるか不透明で、今季も下克上勃発の可能性が高い状況なのである。マジで開幕後の展開は予測がつかない。何が起こるか分からない。俺らには順位予想雑誌なんていらない。