乃木坂46山下美月「5期生とか6期生とか入ってきても、私が学んだことをちゃんと後輩に伝えていけるような存在に」
――普段、軍団で集まったときはどんな会話をしているんですか?
山下美月 一度、ごはんに連れていってくれたことがあって。
梅澤美波 若様軍団は真面目な子が多いから、わりと仕事の話が多かったかな。それぞれが活動してるのを皆が間接的に見ていて、集まったときにそれぞれの良いところを言ってくれたりして。
阪口珠美 気配りの天才だと思う。
山下美月 優しさのかたまりです。若様軍団も軍団として何かをやりたいというよりは、若月さんが私たち3期生を気にかけてくださってできたものなので。だから、若様軍団として意識するというよりは、優しい先輩とそれを慕っている後輩っていう感じ。さゆりんご軍団や真夏さんリスペクト軍団とはまた違ったカラーなのかなと思います。
――他の軍団は目的がハッキリしてますし。
山下美月 そうですね。若様軍団が結成されたばかりの頃、若月さんが「真面目を救いたい!」と言ってくださったのがとても印象的で。私は自分のことをそれまで真面目と思ったことがなくて……2人はわかるんですよ。珠美はちゃんとアイドルを全うしようという真面目さがあるし、梅は3期生をまとめようとかみんなで振りを揃えようっていう真面目さがあるし。でも、私はあざといとか小悪魔系みたいなイメージ(笑)。あざといと思われてしまうのは自分の努力が足りないから、そういう一言でまとめられちゃうんだろうなって、ちょうど去年の『逃げ水』の時期にすごく悩んでいて。そのときに若月さんが「美月は頑張るタイミングで頑張れる子だよ」と言ってくださったのが、私的には心に刺さって、その言葉にすごく救われたんです。
梅澤美波 わかる。私も若様軍団に入ってから、若月さんはいつも「梅は大丈夫」って言ってくれるんですよ。その一言がすごく支えになっていて……誰にでもあるじゃないですか、いろんな壁にぶつかったり行き詰まったりすることが。でも、若月さんはそこで「こうすると良いよ」って言う人じゃなくて、いろんな選択肢を与えてくれる存在というか、常に後ろで支えてくれるような人なんです。だから、自分が落ち込んでいるときも他愛もない話をしてそばにいてくれたりとかすることで、すごく支えられたなって思います。
阪口珠美 私は「こうなりたい」とか「頑張りたい」と考えても、なかなか思うようにいかないことが多くて。でも、そういうときは若月さん、優しく話を聞いてくれて、「こうしたほうがいいんじゃない?」ってアドバイスしてくれる。何でも言いやすい先輩で、本当に支えになってます。