乃木坂46与田祐希からにじみ出る“祐希感”「勇気を出してバッサリ髪を切ってみた!」
賀喜遥香「かき雄先輩の恋愛講座」
続いての「#乃木坂電視台」?
24人目は、#賀喜遥香
「かき雄先輩の恋愛講座」
どうも、かき雄です。
これから僕が皆さんに恋愛講座をします?
ご覧あれ✨
by賀喜遥香#ABEMA#乃木坂46#welovenogizaka#なめんなよ乃木坂https://t.co/8pE809sen7 pic.twitter.com/LmHUE0z2AG— 乃木坂46 (@nogizaka46) June 20, 2020
大いなる挑戦
連続で選抜を務め、4期生曲で話題を集めた『I see…』でセンターを務めるなど、その存在感が日に日に増して行っている賀喜遥香。アイドルとしての覚醒を始めている感がある。
そんな彼女が何をするんだろう……と待っていると、画面に現れたのは白のタキシードに身を包んだ男の子。賀喜が扮する「かき雄先輩」だ。高身長を生かした男装姿をテレビ番組やグラビア誌で披露し、密かに話題になっていた彼である。そこに、コーナーゲストである山下美月、遠藤さくら、田村真佑を恋愛下手と勝手に認定(!)し、様々な男女のシチュエーションでの胸キュン・テクニックを、4コマ漫画で披露していく「かき雄先輩の恋愛講座」。
かき雄に扮してゲストを招きつつ、MCを努めながらアイドルと共に恋愛トークをする。これほどまでに、挑戦的でハードな企画はあるだろうか。身体を張って笑いを取りに行くとはまた違う、相当な経験とバラエティー的なスキルが求められるはずだ。
もちろん、一人称は“ボク”。ああぁ、今日はこれが聞けただけでもいいかもな、と一瞬目をそっと閉じたが、この挑戦をしっかりと目に焼き付けなくてはと画面を直視していく。冒頭、山下美月には『乃木坂工事中』での恋愛模擬テストで高得点をあげたことを話す山下になんと!「あれは僕からするとまだまだ、子どものお遊びかな」と、自ら話題をふっておきながら言い放つ! その言葉が炸裂した瞬間、場を支配し始めたように見えた。
まずは、遠藤さくらのテーマは「告白」。「バーカ。『スキ』の反対は『キス』だよ」というオチを見て感想を求められた遠藤はかなりの戸惑いの表情を見せながら「好きにはなれないかな」との感想。
かなり動揺を見せたかき雄先輩だったが「まだまだ初心者の君には分からない」と必死の応戦! キャラクターはまだ、確立させていく段階であるがゆえに、絶妙な間を持ちながら言葉を発していく彼だったが、この返しは100点に近かった。続いて田村真佑のテーマは「逮捕」。寝ている先輩に田村が自分のカーディガンをかけると、先輩が田村を抱きしめて「まゆの優しさを抱きしめるために起きてたんだよ」というオチセリフ。遠藤以上に戸惑いの表情の見せる田村。「胸キュンはしたけど……惚れないです!」という感想に、本当に予想していない返しだったのだろう。これはショックだったか、下を向いて言葉少なに、すぐに最後の山下へと続いていく……。そして、山下美月のテーマは「破壊」。先輩とお揃いのものを買いにいったところ、先輩が買ったキーホルダーを破壊して、この世にしかない物にしたというオチ。このかなり乱暴な結末に(笑)、この日一番の戸惑いを見せ「物を大切にしていきたいんで」と応戦していく山下。ただ、そこはリアルな先輩。自分を書いてくれた絵をほめたたえられると、素になって喜ぶ彼女がいたのだった。
最後に山下が感想で「見た目とこの画力だけで3億点」という言葉があったように、子どもの頃から培われたそのたしかな画力は、確実に新たな扉を開けたと言っていい。冒頭でも述べたこの大いなる挑戦は、おそらく語り継がれていく10分間になるはずだ。あえて、ハードルが高い企画にしたのは、選抜に選ばれ、そしてこの自粛期間を経ての自覚というものが、させたのかもしれない。もし2つの道があったのならば、いばらの道へ。賀喜遥香のエンターテイナーとしての覚悟が素晴らしいコーナーだった。また会える日まで、アディオス!
文/木村親八郎