乃木坂46新内眞衣、涙の卒業セレモニー…2期生楽曲「ゆっくりと咲く花」でフィナーレ
乃木坂46の2期生メンバー・新内眞衣の“卒業セレモニー”が、2月10日(木)、東京国際フォーラム ホールAにて開催され、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の下、会場にはおよそ5000人のファンが駆けつけた。
オープニング映像は、新内がレギュラーとしてメインMCを務めてきたニッポン放送「乃木坂46のオールナイトニッポン」で生放送中に卒業を発表したシーン。「オールナイトニッポン0(ZERO)」からスタートしたMCを含めると約6年間レギュラーMCを務め、新内を象徴する映像からスタートした。
オープニング曲は「生まれたままで」。当楽曲は8thシングル「気づいたら片想い」のC/Wに収録されたアンダー楽曲だが、新内がアイドルとして初めて携わった思い入れのある楽曲だ。「私が乃木坂46に加入した時は、こんなに素晴らしい会場で卒業セレモニーができるとは思ってもみませんでした。会場にいらっしゃる皆さま、配信をご覧の皆さま、本日はアイドルとして最後の新内眞衣を観ていただき、ぜひ楽しんでください!」と力強く語った。
次のMCパートでは、齋藤飛鳥・星野みなみと当時の思い出を語り合い、その後3期生楽曲「トキトキメキメキ」を3期生メンバーと、4期生楽曲「Out of the blue」を4期生メンバーとパフォーマンス。それぞれの楽曲をパフォーマンスするのは新内にとって初となり、ステージ上で後輩メンバーと最後の思い出を作った。
続いては「新内眞衣 妄想結婚式!」という企画。新内の結婚式というシチュエーションの中、各メンバーが新内の面白エピソードをその場で披露していくという内容。新内のプライベートにおける人間性が垣間見られ、会場は笑いの渦に包まれた。
その後、再び映像へ。「“まいまい”(女優:深川麻衣)が乃木坂を卒業する時に、最年長にしちゃってごめんね、と言われて。グループ最年長というバトンを“まいまい”から受け継ぎ、しっかりやらなきゃいけないと思った思い出の1曲です」と涙ながらにコメントすると、深川麻衣の卒業シングルとなった14thシングル「ハルジオンが咲く頃」をパフォーマンス。そして最後は、自身が初めて選抜メンバーに選ばれた12thシングル「太陽ノック」を披露し本編が終了した。
昨年12月に10周年を記念して発売された初のベストアルバム「Time flies」に収録された新内初のソロ曲「あなたからの卒業」でアンコールがスタート。そして「サヨナラの意味」と2曲立て続けに披露した。その後メンバーを代表して、副キャプテンの3期生・梅澤美波から新内に宛てた手紙を披露。梅澤自身の良き相談役だった新内と梅澤は、涙ながらに固く抱き合った。そして最後に2期生のために書き下ろされた楽曲「ゆっくりと咲く花」で卒業セレモニーの幕は閉じた。
約9年間乃木坂46に在籍し、OLを兼任しながらアイドルとして二足の草鞋を履いた時期、「オールナイトニッポン」のメインMCを6年間続け、グループにとっても大きな功績を残した新内眞衣。本日のセットリストも1曲1曲に深い意味があり、さらに観客や配信視聴者へのサービス精神も旺盛で、本当に“Time flies”な2時間だった。グループで培った努力そして経験を生かし、今後の新内眞衣に期待したい。