乃木坂46星野みなみ「こっちもスッキリしたし飛鳥が言ってくれて良かった」
可愛いの麻痺
――昔のインタビューを読んだり、選抜発表の時のスピーチを聞いていると、「星野みなみと言えば、これっていうものが見つからなくてずっと悩んでた」ってよく話しているんですけど、それはもう見つかりました?
星野 あっ、もう見つけなくていいかなって、思っちゃいました。何もないけど、何もないぶん、ちょこちょこ色々なことに挑戦できるから良いかなって。
――その悩みは解消されたわけですね。あと、星野さんの悩みと言えば「みなみちゃんは可愛いから大丈夫」みたいに……。
星野 大丈夫じゃない!(笑)
――アハハハ! そう言わせてしまうだけのアイドル性があるということの証明でもあるし、それ自体は悪いことではないと思うんですけど、ご本人からすれば悩みだったんだと思うんですよね。
星野 言われちゃいけないですよね(笑)。まあ、でもいいのかな? いまさらどうにもできないし。
――そういう「許される側の人間」になったのは容姿だけじゃなく、声質も関係していると思うんですよ。全てを許容したくなる声をしているんだと思います。
星野 昔は自分の声が本当に嫌いだったんですよ。でも、ラジオの「好きな声選抜」みたいなのでセンターに選ばれてから好きになりました。
――そもそも握手会で『パン!』って言ってください」と言われて、それに「パン!」と返すだけで成立するのは星野さんだけですよ。
星野 本当にみんな麻痺してる(笑)。一瞬冷静になって考えてみてほしいです。だから、わざと「おにぎり!」って言ったり、「ん? なに?」とか返したりするんですけど……。