【BUBKA WEB限定カットあり】私立恵比寿中学・星名美怜、昨年開催された「大学芸会」を振り返る
9人フル・メンバーで臨んだ初の「大学芸会」は、完璧だったと思う。9つの強烈な個性が1つとなった圧倒的なステージは、観た者の心に深く刻まれた。そんな私立恵比寿中学から、星名美怜が登場。今月は、彼女の圧倒的に“かわいい”姿にフォーカスを当てるとともに、あの日のライブを振り返ってもらった。
6→9につなげた大学芸会
――昨年末に開催された『大学芸会2021~Reboot~』から、ちょうど1カ月というタイミングで発売される号になるんですが、まずはあの2日間を振り返ってもらえますか?
星名 久しぶりに、すごく自分の心が生きている感じがするライブでした。それまでも新メンバーが加入してからのライブはありましたけど、ライブ中にどうしても新メンバーが心配になっちゃうというか、不安な気持ちが自分の動きや表情にすべて出てしまっていて。それって、本当はすごくダメなことなんですけど。自分のパフォーマンスに集中しなくちゃいけないのに、どこかで新メンバーをフォローしなきゃいけないって気持ちでライブをしていたというか。でも、この前のライブは「みんなで作ってる」って感じがしました。「助け合ってやってる」じゃなくて、「みんなで作ってる」って感じ。私は、その感覚になるライブが一番好きで、自然と目が合ったり、目が合わずとも空気感でダンスがめちゃくちゃ揃ってることがわかったりとか、その感じがこの9人になって初めて感じられた瞬間があったのが、昨年末のライブだったなと思います。
――ユニットで楽曲を披露するブロックでは、風見和香さんは安本彩花さんと『君のままで』を、小久保柚乃さんは真山りかさん、星名さん、小林歌穂さんと『フユコイ』を、桜木心菜さんは柏木ひなたさん、中山莉子さんと『アンコールの恋』をパフォーマンスしました。
星名 ユニットの分け方は、スタッフさんと相談しながらですけど、自分たちで決めました。新メンバーの3人を分けたのは、もう6人と3人じゃなくて9人のエビ中だと思っているから。だから、3個いちじゃなくて、3人をバラバラにして先輩メンバーと一緒にパフォーマンスしてもらいました。新メンバーの3人はまだまだ経験が浅いけど、だからって7、8年前のエビ中を見ているような、そんな感じにはなりたくなくて。なので、そういう思いも加味してセットリストを組んだんですけど、そうすると3人にとってはむずかしい曲がたくさん出てくる。だけど、そういうところをやっていかないと、今知られている私立恵比寿中学のイメージ、特に「THE FIRST TAKE」に出させてもらったことはすごく大きかったんですけど、そこで知ってくださった方もたくさんいる中で、「THE FIRST TAKE」のようなエビ中と9人のエビ中にギャップが生まれるのが、もともといる6人的には怖かった。でも、今回は新メンバーの3人がすごく頑張ってくれて、6人の時代のエビ中と今の9人になったエビ中をちゃんとつなげられたライブになったんじゃないかなって。だから、自分の心が生きている感じがしたんだと思います。