AKB48本田仁美がもたらす影響…圧倒的練習量から得たもの
IZ*ONEとして2年半の韓国でのアイドル活動を終え、昨年帰国した本田仁美と矢吹奈子。2人の自信は、「圧倒的な練習量」からくるものだった。完成形を魅せる韓国アイドルと、成長過程を楽しむ日本アイドル。2022年はどんなアイドルが日本を席巻するのだろうか。
一人が起こす化学反応
1月12日と13日、パシフィコ横浜でAKB48チーム8がコンサートを開催した。昨年8月に開催する予定だった「エイトの日」のコンサートが新型コロナウイルスの影響で延期になっていたのだが、年をまたいでようやく実現した。13日にしか足を運べなかったのだが、とりわけ目についたのは、ダンスのシンクロ率の高さである。レッスンでひたすらダンスを揃えることに重点を置き、練習を積んできたのは明らかだった。
これには2つの理由がある。
ひとつは、2019年秋に加入したメンバーたち(全員参加ではなかったが)のダンスからぎこちなさが消えたこと。ダンスはセンスの問題があるにせよ、上手くなるにはキャリアを積むしかない。鏡を見ながら、体になじませるより他に上達の道はない。もうひとつは、本田仁美の存在だろう。このコンサートに関して本人に話を聞いたわけではない。だが、本田がいると全体が締まって見えるし、レッスンで口が酸っぱくなるまでそろえることの大切さを説いたのだろうと想像しながら観ていた。
昨年春、本田仁美は韓国から2年半ぶりに帰国し、拠点を日本に改めた。本田はAKB48に韓国式を導入した。手や体の角度、ステップなどを徹底的にそろえるのだ。たとえば、レッスンで全体がダンスしている動画を撮影してもらい、踊り終わったらコマ送りにしながらチェック。誰がどのようにズレているのかを細かく修正していき、精度を上げていく。これが本田の役割だ。
このやり方は『根も葉もRumor』で本格的に導入された。本田は先輩も後輩も関係なく注意する。30歳の柏木由紀だろうが、容赦はない。“本田警察”の誕生である。他のメンバーは、本田の正論に口をはさむ者はいない。
日本と韓国では根本的に練習に対する考え方が異なっている。韓国は徹底的にそろえる。角度がそろうまで練習は終わらない。練習のスタート時間こそ決まっているが、終了時間は設定しない。そろったと納得できたら、それが終了の合図だ。納得できるまで何時間も練習をして、シンクロ率を上げ、魅力的に見えるよう研究を重ねる。
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