乃木坂46北野日奈子&鈴木絢音「空き時間も一緒、楽屋も同じ」「隣に座ってます」
3人の同期
――8月いっぱいで伊藤純奈さんと渡辺みり愛さんが卒業しました。
北野 同期が同じタイミングで辞めるのは心強いだろうなと思った記憶はあります。「寂しいね」と言い合う感じはなくて、楽しく送ってあげた感じでした。
――なるほど。12月に寺田蘭世さんの卒業もありましたね。
北野 私と蘭世は「私たちが2期生では最後まで残るだろうね」とよく話していたんです。だから、蘭世の卒業を知った時は「えー、辞めちゃうの!?」って反応しちゃいました。蘭世は意見がハッキリしているから、ぶつかることもあったけど、戦友が一人いなくなったという感覚でした。
――戦友という感覚なんですね。
北野 はい。でも、蘭世は現実主義だから、いつでも現実を私たちに突きつけてくるというか。蘭世の出す答えっていつもそうなんです。だから、蘭世は現実を考えて、卒業していったんだろうなって思います。未央奈の卒業も衝撃でしたけど、蘭世のいない2期生も考えられなかったです。
鈴木 (佐々木)琴子、純奈、蘭世は私と同い年だったので、「あー、同い年がいなくなっちゃった……」という感覚でした。
――2021年だけで2期生から4人卒業していきましたからね。新内眞衣さんも卒業発表をしているので、残るは山崎怜奈さんとこの2人、計3人になりました。
北野 私は休業していた期間があります。その間同期のみんなは頑張っていました。私はそのことに対してすごく責任を感じていました。だからこそ、自分はみんなの卒業を見送ってからにしようと思っていて。その気持ちを絢音ちゃんに話したことがあるんです。日本武道館のアンダーライブ(2020年12月)の舞台裏だったかな。なんかしんみりした空気になっちゃって、その場にいた純奈もみり愛も泣いちゃって。私も絢音ちゃんもつられて泣いて。絢音ちゃんって、しくしく泣くんです。「うえーん」じゃなくて。その姿を見て、「最後まで一緒に頑張ろうね」「一緒にいてくれるの? 頑張ろうね」って誓ったんです。