2022-01-22 19:30
橋本環奈に待っていた悪夢のような“振り”
「それじゃ、このカメラでもいいから、『あの時どうもありがとう』って」と、カメラ目線でお礼を言うように振ったのだ。なかなか今のテレビにはない展開に橋本は、「いや、ちょっと恥ずかしいですね!」と前置きしつつも、「高校の時、いろいろ助けてくれてありがと。ふふ」と、第三の辱めをなんとかクリアする。まるで『徹子の部屋』を題材にしたコントのような展開だ。
徹子はさらに追い打ちをかける。エンディングのことだ。「いつも見守ってくださるご家族へメッセージがあったら、博多弁でどうぞ」
これが最後の振りだろうと感じた橋本は、「見とう? ありがとう!」と笑顔で返す。だが、徹子に常識は通用しない。「それだけ? 『元気ですよ』とか言ったら?」エンディングテーマも間もなく終わろうとしている。橋本は最後の力を振り絞った。
「元気……元気ばい」
徹子は「なんだ(笑)」と切って捨てて、番組は終了する。徹子は都合5回もカメラ目線でのセリフを要求した。これはもはやプレイだ。この出演が橋本環奈のトラウマにならないことを祈るばかりである。
文●堀越日出夫