乃木坂46中村麗乃「本気度や熱量に影響されて私も生半可な気持ちで出来ない状況が毎日」
――何かきっかけはあったんですか?
中村 1月にやらせていただいてた舞台『逆転裁判―逆転のGOLD MEDAL―』の影響かなって思っています。あの現場で得たものがすごい大きくて、そこから意識が変わった気がします。
――あの舞台は乃木坂46から一人での出演でした。そういう「一人で仕事をする」という部分が自信になったということなんでしょうか?
中村 単独で何かをするっていうことが初めてでしたし、「乃木坂46」っていう看板を私ひとりが背負って出るってなった時に責任が大きくて、最初はもう毎日「どうしよう! どうしよう!」 とずっと言ってたんですけど、でも逆にすごい慎重になれて、それが良かったんじゃないかなって思ってます。まだ「自信がつきました」とは言えないけど、お芝居することを本職としている方々に囲まれて、その方々の本気度や熱量にすごい影響されて、私も生半可な気持ちで出来ない状況が毎日続いてたから、それが自分の中に染み付いて、そういう状態を維持して今まで来れてるんじゃないかなって思っています。
――なるほど。舞台『逆転裁判』以来、高いモチベーションをキープし続けているんですね。とは言え、一人で挑戦した外仕事とは違い、グループに戻ると他メンバーとの競争など、現実も見えてきますよね。
中村 今までは他のメンバーと比べちゃっていました。でも、最近は人それぞれ個性が違うからその人のやり方でやってっていいんじゃないかなって思うようになって。もちろん上を目指すには、周りの人と比べるっていうことも時には大事になってくるんですけど、やり方は同じじゃなくてもいいかなって思うんです。
――中村さんは選抜メンバーを目指していますが、将来的に個人としてはどんな活躍をしていきたいですか?
中村 興味があるのは、やっぱり舞台も映像も含めてお芝居をすることです。特に今は舞台をたくさんやって経験を積んでいきたいという思いが強いです。お芝居について今まで勉強してきたわけじゃないから、わからないことだらけで、むしろできないことの方が多くて大変なんですけど、『逆転裁判』で得たものは本当に大きかったと思っています。今は暇さえあれば自分でチケットを取って、舞台を観に行っています。