2022-01-08 19:00
立浪和義“新監督”が見せた知られざる一面
立浪といえば、名古屋では神聖不可侵な存在として長くレギュラーを務めていたスターだ。現役引退後は白井前オーナーの意向もあり、ドラゴンズの監督にはなれなかったものの、白井氏の退任により、今季ようやく就任した。大スターであるにもかかわらず、先輩のスパイクを磨き、後輩にはパンを焼くような男だとは……。まったく知らなかった。
しかし、よくよく考えてみると、パンを焼くという行為は、名古屋の喫茶店文化の影響かもしれない。名古屋といえば、コーヒーを頼んだだけなのに、トーストとゆで卵がついてくるという、独自のモーニング文化がある。大阪出身とはいえ、名古屋で暮らした時間の方が長くなった立浪。もしかしたら、いつのまにか名古屋流の食文化が身について、稲葉にパンを焼いてあげたのかもしれない。
今シーズンは、根尾昂にトーストを振る舞ったり、ビシエドに「サラダ要る?」と聞いたりする立浪の姿が見られるかもしれない。
文●堀越日出夫
【勝負の心得】
▼Amazonで購入
【増補版 負けん気】
▼Amazonで購入
【二遊間の極意 コンビプレー・併殺の技&他選手・攻撃との関係性】
▼Amazonで購入